公民権博物館を後にし、キング牧師の名のついた通りを歩きます。
一泊二日の短くも濃い時間も終盤になり、数時間後にはメンフィス空港に向かう時間です。最後のスポットは空港から近いので、帰り際に寄って正解でした。
メンフィス最大のスポット、Gracelandに向かいます。
メンフィス中心部から約15キロ、グレイスランドはエルヴィス・プレスリーの邸宅だった場所です。
グレイスランドと呼ばれる地域一帯が観光スポットになっており、エルヴィス・プレスリー・ブルヴァードという大通りの東側、西側にかけて広がっています。
西側にはプレスリーの邸宅があり、東側にはAutomobile Museum、Exbition Centerがあります。
写真はグレイスランド・マンション(Graceland Mansion)。ホワイトハウスと同じくアメリカ国定歴史建造物だそうです。
例によってここもミュージアムになってますが、なんと世界で最も訪問者が多い私邸というギネス記録を持っているそう。
エルヴィス邸内部を見学できます。
受賞された多くの賞の展示もあります。
エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日にグレイスランドで亡くなり、両親と祖母と一緒に通称「瞑想の庭」に眠っています。
ギネス記録だけあって観光客がものすごく多い。メンフィス中心は夜は人が多いけど昼は全然少なかったわけだけど、ここにみんな居たのか、という感じ。
ちなみにポール・サイモンのアルバム「グレイスランド」もこの地から影響を受けているよう。
敷地内には代表曲と同名の「ハートブレイクホテル」というホテルがあります。
ただし、現在は閉館中のようで、関連してどう敷地内にあるゲストハウスへの案内が出てきます。
グレースランドではエルヴィス・プレスリーのそっくりさん?によるパフォーマンスが行われており、多くの人を楽しませていました。
さすがにここは観光客の世代は全体的に年配の方が多かったかなという印象・・・笑
この当時で死後40年ほどでしたが、依然として高い人気を感じました。
ブルース・ソウル・ロックの歴史で重要なメンフィス
これまで見てきたようにメンフィスにはブルース・ソウル・ロックの重要スポットがありました。
ブルースに関しては、中心地のビール・ストリートは「The Home of the Blues(ブルースの故郷)」と命名されています。
ソウルに関しては、テネシー州の田舎で始まったものがアメリカ全土に広が理、デトロイトのノーザンソウルやフィラデルフィアのフィラデルフィアソウルとともに、Staxが輩出したミュージシャン達はソウルを発展していったようです。
そしてロックはSun Recordのミュージシャン達が黎明期の重要人物でしょう。
そしてここ、プレスリーのグレイスランドもある。
まさにメンフィスは音楽の街。音楽好きにとっては最高の場所ですな。