今回もUKのロック聖地巡礼です。イングランドのカンタベリーに訪問記になります。
ここには世界遺産であるカンタベリー大聖堂があり、イングランド国教会の総本山でもあるため本当の意味での聖地巡礼ですね。
ただ今回は一応ロック聖地巡礼のシリーズなので、ロックにまつわるスポットを探していきたいです。
カンタベリーといえば、日本ではカンタベリー・ロックとして、一部のプログレ系バンド達が知られていると思います。個人的に聴いてたのはSoft Machine、Caravan、Gong、Hatfield and the Northあたりですね。(めちゃくちゃにわかですが)よくありますが、カンタベリー・ロックは日本独自の呼び方で、現地ではCanterbury Sceneと呼ばれるようです。
地名が音楽のいちジャンルになるのはそんなに多くはないと思うので、めっちゃ色々なゆかりの地があるのだと思いましたが・・・あんまり調べてもカンタベリー・ロックの聖地的なスポットは出てこない。不安もありながら現地へ向かいます。
Canterbury West Station
街の西側にある駅に到着です。ロンドンからは電車(Southeastern線)で1時間程度なので行きやすいです。
駅から旧市街まで少し歩きます。
Westgate Tower
あまりロックの名所がない気がするカンタベリーですが、かろうじて1つありました。
カンタベリー大聖堂のあるエリアへ向かう途中に文字通り西側の玄関口であるウェストゲートがありますが、この手前の通りがとあるジェケのイラストに使われているのです。
Caravanのアルバム「聖ダンスタンス通りの盲犬(Blind dog at St, Dunstans)」のジャケです。実際のところこのアルバムは未聴だったので、カンタベリーへ向かう電車の中で聴くというにわかっぷりですが。このアルバム、素人からするといい感じでポップでかつ70年代の英国プログレの雰囲気も感じられて好きです。
とりあえずロック聖地巡礼のノルマ?をクリアできたので、通常の市街観光にはいります。
街から大聖堂の上部分が見えてきます。
大聖堂の周辺は壁で覆われており、入れる場所はあまり多くありません。夕方だったのとコロナと工事中で入れるか不安でしたが、左手の小さな入り口を通り大聖堂のある広場へ向かいます。
すっごい大事な部分が工事中・・・
角度によってはいい感じでゴシック様式の美しい建築を望めます。
なんども改修されているようですが、少なくても1000年以上の歴史を持っているようですね。まさに聖地巡礼。
付近にカンタベリー大聖堂とともに世界遺産に登録されている廃墟の修道院もあります。
ここは外なのでコロナ禍でも入れました。
聖オーガスティン(アウグスティヌス)は、7世紀にローマ教皇の指示によりキリスト教の布教を行なっていた人物です。この人物が建てた修道院がこの場所です。
見た通り廃墟ですね。笑
こんな感じのカンタベリー、文字通り英国国教会の聖地巡礼にもなってしまいました。ここを訪れたことをきっかけに、カンタベリー・シーンももっと深く知っていきたいところです。