bstsry63のブログ

旅や音楽のアレコレと聖地巡礼を写真と共に綴ります。

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑤ 世界遺産ライン渓谷中流上部 サンクト・ゴア〜ラインフェルス城〜猫城

コブレンツ、そして前回のボッパルトと来ましたが、ライン川のコブレンツ以南はさすが世界遺産だけあって名所が続いてます。怒涛の古城ラッシュです。

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今回はボッパルトから20kmほどライン川を登ったあたりのサンクト・ゴア(St. Goar)から猫城のあたりのわずか3kmくらいの短い区間を振り返りたいと思います。

別タイミングで何度か行った際の写真を並べてるので写真を撮った場所がまちまちになっております笑

 

St. Goar(サンクト・ゴア)

まずは山上のお城の前に麓の街を訪ねます。

ライン川沿いは、川沿いに町というか集落というか、がポツポツとありますが、さすがヨーロッパらしくどこも目立つ教会があってその周りが繁華街になっている印象です。建物が結構カラフルなんですよね。川沿いに町があり、ドライブしていると気になってつい寄りたくなってしまいます。

川の反対側は姉妹町?のSt. Goarshausenです。

その右隣に見えるは猫城です。

St. Goar(サンクト・ゴア)に視線を戻します。大きな町ではありませんが、ライン川の古城の中でも有名だと思われるラインフェルス城のお膝元だけあって結構人が多い印象でした。天気が悪いんですけど割と観光客で賑やかだったと思います。

それではお城の方に向かいます。

 

ラインフェルス城(Burg Rheinfels)

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こちらはライン渓谷の中でも最大規模と言われるラインフェルス城(Burg Rheinfels)です。ちなみにこの写真を撮った場所はリンクを貼った地図の場所ではなく西側の丘の上です。(こここは車じゃないと難しいと思います)ラインフェルス城の巨大さがよくわかると思います!

山の斜面は葡萄畑ですね。ライン川モーゼル川沿いのお城の周りは葡萄畑が広がっている場所が多く、どこも急な斜面です。これはドイツ特有の風景じゃないですかね!ちなみにライン川はお城の向こう側です。リースリングはじめドイツの白ワインはこうやってお城の周りでも栽培されているんだなあと思うと飲む時の気持ちが少し上品になるかも?しれませんね。

お城拡大バージョンの写真です。この城は1245年にディーダー・フォン・カッツェンエルンボーゲン伯爵(Diether Ⅴ. von Katzenelnbogen)によって建てられ、ライン川の通行税を徴収削いていたようで、ライン都市同盟と揉めていたようです。強固な要塞として知られていましたが、フランス革命時にフランス軍によって爆破されてしまったそうな。

お城の目の前まで移動して来ました。ラインフェルス城の城跡を訪れることも可能ですが、隣の建物はホテルになっています!

一回古城ホテルってどんな感じか泊まってみたかったんですよね。ぜひライン川沿いを訪れる際には古城ホテルにチャレンジして頂きたいですね。思い出に残ること間違いなし!

こちらはレストラン

廊下と階段です

朝方、部屋の窓から見えるライン川の風景。

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城跡の内部ももちろん見学可能です。

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広いですが、ご覧の通り廃墟ですので何もない箇所も多いです。一部が博物館になっていて、ゆかりの品々が展示されています。

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展望台?があり、城跡とライン川、麓のサンクト・ゴアが一望できます。

 

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こちらは上流側(南側)、サンクト・ゴアの町の方角ですね。

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こちらは下流側(北側)

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奥には前回登場したネズミ城(Burg Maus)が見えます。

こんなところですが、ラインフェルス城はおすすめです。やはり巨大なので笑

 

St. Goarshausen

St. Goarの反対側の町、St. Goarshausenに来ました。のどかな田舎町といった落ち着いた風景が印象的です。

後で向かいますが、下流方向に猫城が見えます。

何だこのオブジェは。どことなく対岸のサンクト・ゴアとは雰囲気が違います。人が少なくてレストランもあまりないような。

ラインフェルス城とサンクト・ゴアの町が反対側に見えます。

 

猫城(Burg Katz)

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ほんの少し移動して猫城(Burg Katz)のふもとです。

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正式名称はノイカッツェンエルンボーゲン城(Burg Neukatzenelnbogen)。何とこの城オーナーが日本人らしいです。すごい・・・!

カッツェンエルンボーゲンといえばラインフェルス城を立てた人もカッツェンエルンボーゲンさんでしたが、猫城を建てたのは1371年でヴィルヘルム2世(Wilhelm Ⅱ. Katzenelnbogen)によるみたいです。ラインフェルス城を建てたディーダー・フォン・カッツェンエルンボーゲン伯爵のお孫さんみたいですね。ちなみに「カッツェンエルンボーゲン」は「猫の肘」という意味らしいです笑。肘がEllbogenなので英語のelbowに似てますね。

麓の町をしばしふらつきます。

時間が悪いかもしれないんだけど、大体閉まってるし見事に人がいないですね・・・

この辺になるとローレライの文字をよく見るようになります。

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こちらは反対側から見た猫城。なんとなく猫に見えてくる不思議。

さて、ちょっと長くなりましたが今回はこんなところで。ドイツに丸5年くらいいますが、ライン川沿いの風景が好きになったのは最近です。ドイツにいる日本人(特にデュッセルドルフ住み)はよく観光するところがないと言いますが、ライン川があるじゃあないか!と言いたい。笑