bstsry63のブログ

旅や音楽のアレコレと聖地巡礼を写真と共に綴ります。

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑥ 世界遺産ライン渓谷中流上部 ローレライ〜シェーンブルク城〜周辺古城

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前回はサンクト・ゴアの街の周辺、ラインフェルス城や猫城のあたりを巡りました。

今回はそんなサンクト・ゴアから2キロくらい、ほんの少しですが移動して、誰もが聞いたことであるだろう「ローレライ」に向かいます。聞いたことはあるけどよく内容を知らない「ローレライ」を調べながら。

全然関係ないけどフジロック2022のYoutubeの中継をみながらこの記事を書いてますが、今となっては日本最後の年の2015年以来行ってないのでそろそろ来年あたりは行きたいなあ・・・

 

Loreley(ローレライ

ローレライはこの岩山、そして岩山にいるとされる妖精の伝説を呼ぶそうです。

下流の方を見ると、前回の猫城が見えます。

さっそくローレライの岩山をよく見るために展望台に向かいましょう。

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ローレライの妖精の伝説ですが、ハインリッヒ・ハイネ(Heinrich Heine)の詩が有名なのですね。ハイネはデュッセルドルフ生まれなこともあり目にする機会が多いので、そのつながりでも聞いたことある気がします。

ドイツに来るにあたって購入した「ハイネ詩集」にも当然載っており、ローレが妖魔、ライが岩山を意味するそう。でもWikipedia先生には、ローレライは古ドイツ語の「Luen(見る、潜む)」と「Ley(岩)」に由来するとありますね。ローレの語源はどちらが正しいんだろう?また調べてみよう。

伝承に話を戻しますと、このローレライ付近は難所で事故が多かったようで、ローレライの妖精が船乗りを誘惑し、船を転覆させるという伝説になったようです。こわ。

急カーブ具合ではボッパルトの方が急じゃないか?と思ったけど、どうやらかつてはこの辺りが一番狭かったようで、何度も拡張工事が行われて今に至るそうです。

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ハイネの詩にズィルヒャーが曲をつけた歌曲が特に有名で、展望台には記念プレートもありました。右からハイネとズィルヒャー、そしてブレンターノも載ってます。1801年のブレンターノの詩にローレライが岩山からライン川に身を投げ妖精になるまでを描かれているそうなので、こちらが伝承の元になったみたいですね。

↓ジルヒャー作曲の「Die Loreley」

長閑で穏やかなメロディに怖い歌詞が乗ってますね・・・笑

妖精が美しい歌声で誘惑するという伝説に則ってるんでしょうね。

そういえば、個人的に「ローレライ」って初めて聞いたのは小学生くらいの頃に聴いたラルクの曲だったと思います。

歌詞の意味は全く考えてなかったけど、今思うとローレライ伝説を意識してそうですね。てかサビの歌詞、「ローレライ ルラララライ ララライ」だと思ってた・・・笑

次のスポットに行く前に対岸のローレライの麓もよって行きます。

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こはちょっと寄っただけ。急カーブというのは現代の姿においてもよくわかる気がします。それでは次のスポットに向かいます。

 

Oberwesel Schönburg(オーバーヴェゼルのシェーンブルク城)

ローレライから5キロほど移動すると、塔とその先に城、手前の民家に「Oberwesel」と書かれているのが見えてきます。f:id:bstsry63:20220224080519j:plain

この塔の前のライン川も結構なカーブですね。

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ライン川の上流側にシェーンブルク城が見えますが、実は入ったことがありません!

このシェーンブルク城はライン川古城ホテルの中でも一番有名じゃないかな?と思います。なかなか良いお値段するので行ったことないですが、日本に帰る前には一回泊まってみたいなーと思いますね。

というわけでシェーンブルク城それ自体の紹介はできないので、お城がよく見える展望台に向かいたいと思いますが、その前にドイツのライン川と言ったら白ワイン!ということで麓にあるワイナリー「W. PERSCH」にてワインを買いました。こちらもワイナリーでもあり、宿泊施設でもあるようですね。車だといっぱい買って帰れるから良いです。

ワイナリーのあたりから見えるシェーンブルク城

こちらは展望台へ向かう途中?から見た風景だったと思います。

↓次はおすすめの展望台

こちらは展望台からの風景。ライン川とシェーンブルク城が一望することができます。車じゃないと来るのは難しいと思われ、細い山道をハラハラしながら運転してくるだけの価値はあると思います。(高所恐怖症なので)

こちらは夕焼け時に一眼レフで撮った写真。だいぶ雰囲気変わりますね。

こちらは下流側。先ほどの塔も見えます。

さて、今いるラインラント=プファルツ州の個人的なイメージは「ライン川」と「山」なんですよね。ドイツって比較的山が少ない気がしてますが、この州は多い印象です。

ドイツの代表的フェスの「ロック・アム・リング」もこの州で、ここから1時間ほどで開催されますが、大自然の中で行われるので6月なのにめちゃくちゃ寒かったです。(半袖で行ったのが間違いではあったが)

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そんなところはフジロックに似てるかなあと勝手に感慨にふけっております。

話を戻しまして、展望台から麓に戻る道の風景はこんな感じです。

山!と急斜面の葡萄畑!この山肌にぶどう畑が広がる風景はドイツならではかと思います。自分はすっかりこの風景が気に入ってるので、ライン川とセットで見にきてほしいですね。

それではおまけに次回の目的地に向かう途中に通り過ぎるお城。

 

グーテンフェルス城(Burg Gutenfels)とプファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)

オーバーヴェゼルからバッハラッハに向かう途中に2つのお城を通り過ぎます。

丘の上に見えるのがグーテンフェルス城で、

ライン川に浮かぶのがプファルツ城

この湖に浮かぶプファルツ城の風景は有名なようで、みんな車を止めて写真を撮っていました笑

さて、この二つのお城については内容薄すぎますが、色々書いてたら長くなってしまったので今日はこの辺で。