グランジを振り返ってみる その3
久々にグランジを聴き直し思うことを書いてみました。
前回に続き、今回は後半になりますが、このへんのバンドはあまり高校時代にはピンときておらず大学生の1、2年時によく聴いていました。
なぜ大学時代の初期にグランジを掘り下げていたのかよく覚えてませんが、浪人時代にかなりスマパンにハマっていたのでその流れでしょうか。グランジには入らないと思いますが、ソニック・ユースやダイナソー・Jrにもハマっておりました。
この頃は毎日のようにディスク・ユニオンに通い中古CDを買っていました。90'sオルタナ・グランジ系って結構中古CDが豊富に出回っていた印象です。
前置きが長くなりましたが、夜音楽を聴き酒を飲みながら文章を書いていきます。良い時間。
サウンドガーデンを好きになったのは完全に大学時代ですね。クリス・コーネルかっこいい。これも日本の高校生が聴くには渋すぎたんじゃなかろうか。
クリス・コーネルを見れなかったのは今でも悔やまれます。マット・キャメロンもかなり好きなドラマーなので、パール・ジャムで何回か見れているのは良いですね。
NirvanaもSoundgardenもインディーズまたは初期はメジャー後の作品よりもより硬派な感じがします。Louder Than LoveとBadmotorfingerの一曲目をそれぞれ聴いた時の印象ってだいぶ違うんじゃないでしょうか。最初にLouder Than Loveを聴いてあんまりピンとこなかったですが、Badmotorfingerから聞いてたら個人的にもうちょっと取っ付きやすかったと思います笑
サウンドガーデンはとっつきにくいと思って少し離れていたとき、Badmotorfingerを聴いて、思ったより聴きやすいなと思ってバンド自体を聴き直した記憶がありますね。
Jesus Christ Poseって曲はキャッチーだけど曲名的になんかやばそう(怒られそう)と思ってましたが、こういう歌詞って自分みたいな日本人が聴いてもあんまりよくわからないなと思います。
サウンドガーデンはミドルテンポで歌い上げる感じのFell On Black Days、Black Hole SunとかBlow Up The Outside Worldももちろん好きですが、一曲選ぶならなんだかんだこちら・・・
今聴いても一番かっこいい!
アリチェンは完全に大学に入ってから、グランジ勢の中でもよりメタル要素が強い気がして個人的にはすぐしっくりきた覚えがあります。割とサビがキャッチーで口ずさみやすいのも良い。
一番印象に残っている曲は「Dirt」の一曲目のThem Bones。Ah! Ah!ではじまるこの曲、初めて聴いた時衝撃でした。元々自分はあんまり歌詞を聞かない方ですが、オルタナ・グランジの歌詞ってより一層意味がよくわからないんだよな、ネイティブだったら理解できていたのだろうか。
一通り聴き直したら「Would?」めっちゃいいなと思いました。今だとこの曲が一番好きかも知れない。
その後アリチェンはライブを見る機会も数回ありました。やはり現役で観れるというのは良い。
Stone Temple Pilots
ストテンもアリチェンと同時期に聴いていました。元々はGuns N' Roses経由でVelvet Revolverの1stを聴いており、そのボーカルScott Weilandの別バンドくらいで聴いていたと思います。
ストテンもアリチェンと同じくボーカルは違えどライブを見ることができたのは嬉しかった、
個人的に一番上がる曲はこちら。そういえば大学1年か2年の頃コピバンでTrippin' On A Hole In A Paper Heart、Lady Picture Show、あと確かSex Type Thingをやったのを思い出した。当時も浮いてたけど十数年経った現代だとより浮きそうだな。
Temple Of The Dog
最後におまけでこのバンド。クリス・コーネルとエディ・ヴェダーがデュエットしてるし、メンツは今のパール・ジャム+クリス・コーネルだしでもうちょっと最近のプロジェクトだと思っていたら、パール・ジャムより前のバンドだと知って驚いたのが最初の記憶です。
以前も書いた気がしますが、一度ライブを見れるチャンスがなきにしもあらずだったのだけど、参加を断念したことが後悔。まさか亡くなるとは思わなかったもので。
ところで、このへんのオルタナ・グランジ界隈はメンバーが被っているのが面白いです。音楽的には被ってるような離れてるようなレッチリやレイジ、Tool、Jane's Addiction、QOTSAらと人が繋がっている感じがして良い。
数年前にレッチリから急にいなくなったジョシュ・クリングホッファーがパール・ジャムのライブでニコニコ歌ってたのを見てなんか安心しました。実際どうなっているんだかもちろん知らないけど。(レッチリ辞めた人はパール・ジャムに行くルートみたいなのあるのだろうか。)
この界隈は所謂スーパーバンド?的なのも多い気がしていて、Audioslave、Them Crooked Vultures、A Perfect Circle、あと何かあるだろうか。最近のFoo Fightersもそんな感じだろうか。(Foo Fightersのベースが元Sunny Day Real Estateって個人的にすごくエモい)Velvet Revolverみたいにファン層やLinkin Parkみたいに少しファン層が違うバンドも繋がってくるのが良いですね。Them Crooked VulturesなんてLed Zeppelinがいて、Nirvana+ポール・マッカートニーなんてのもやっているわけだし。
こういう現象は00年代のバンドだとあまりない気がするけどどうなのでしょう?
バンドっていうのは繋がりだと思っているので、人脈が広く繋がっているのが90’sオルタナ・グランジ系の個人的推しポイントだと勝手に思っております。