bstsry63のブログ

旅や音楽のアレコレと聖地巡礼を写真と共に綴ります。

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川④ 世界遺産ライン渓谷中流上部 ボッパルト

前回に引き続き、ドイツのラインラント=プファルツ州にある世界遺産ライン渓谷中流上部を巡ります。

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前回のメインのコブレンツからわずか20kmほどライン川に沿って南下した場所が今回の目的地「ボッパルト」になります。

 

Boppard(ボッパルト)

ボッパルトといえば大きくうねるライン川の大蛇行が有名です。山上の展望台からライン川を見下ろす形になるんですが、その展望台に行く前に麓の街へ向かいます。

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こちらはボッパルトの旧市街の中心部「Marktplatz」です。街のシンボルになってそうな目立つ白い教会「Pfarrkirche Sankt Severus」、隣の茶色い建物内には観光案内所もあります。

こちらはマルクト沿いのオーバーストラッセ。これから向かう展望台方向を見ています。

ライン川沿いの町に来るとドイツらしい木組の民家がよく残っております。都市部にいると普段あまり見ないので新鮮です。

この家は見てるとなんか不安になってきますね・・・笑。この木組の家ってすごく保持が難しくて、最新の家に建てた方がよっぽど安上がりらしいんですが、伝統的な建物が残そうと努力しているのが良いですね。

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ドイツ内のライン川を繋いだ面白い絵が飾ってありました。北のデュイスブルクから南のカールスルーエを繋いでます。行ったことある街もあれば知らない街もあって勉強になるけど、世界遺産になっている区間の範囲外、南のマンハイムとかもライン川沿いなんだなーと改めて認識。(そういえばデュッセルドルフからスタートしたのでより北のデュイスブルクをスルーしてたことに今気づきました笑)

ぼちぼち展望台に向かいたいところですが、全く気づいてなかったけど展望台へはリフトに乗って登っていけるようです。観光ガイドにはちゃんと書いてあるけど・・・笑

リストの乗り場はこちらになります。Sesselbahnなので、直訳「椅子の電車」でいわゆるリフトを意味してるんですね。ボッパルトの中央駅からは1kmくらいあるけど徒歩圏内なので、電車で来ても展望台に登ることができるようです。

今回は車で行ったので直接山上まで行きました。ボッパルトの景色を拝むため、ゲデオンスエック(GedeonsEck)という場所に向かいます。

少しだけ離れた駐車場に車を停めて歩きましたが、地図を見るとリフトの山頂の乗り場も近くにあったようです。山道なので気分転換に良いですねー。行ったときはちょうど2回目のロックダウンが緩和された頃(2021年5月末)、精神的に結構やられてたのでめちゃくちゃ気分転換になりました笑

しばし山道を歩くとGedeonsEckの看板が見えます。

看板がありました。左下に先ほどの白い教会「Pfarrkirche Sankt Severus」とここ、ゲデオンスエックが載っていますね。他は知らない・・・

さて、展望台はレストランの中でしたがこちら側は閉まってたので反対側に向かいます。

前述の通りロックダウンが開けてきた頃だったのでまだレストランの入場は厳しく、この場で5ユーロ払い検査を受けてレストランの敷地内に入りました、野外なのにね。この頃は本当に厳しかった・・・

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これが本日の目的地、ボッパルトの大蛇行です!ライン川の上流から下流を見渡せます。個人的にはこの景色は一見の価値ありです。ドイツの第二回ロックダウン明け最初の遠出だったのもありめちゃくちゃリフレッシュできたってのもありますが。

一眼の場合はレンズを一つしか持ってなかったので地味に枠内に入りきりませんでした。

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展望台にレストランがあるので、久々のドイツ飯でも食べようかというところ。おそらく、2020年11月のロックダウン開始から7ヶ月ぶりのレストランの食事だったと思います。なんかそれだけで感動でした笑

ちなみに食べたのは「Hirschedelgulasch」だったと思います。グラーシュが好きなので選んだと思いますが、「Hirsch」って鹿なのね、全く気づいてなかった。付け合わせはちょいと苦手な赤キャベツとじゃがいものダンプリングと表現されるもっちりとしたクネーデル。これはザ・ドイツ飯だな。

ボッパルトはそこまで写真の幅がないのでこんなところにして、周辺のお城も紹介していきます。

 

カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)

こちらは「敵兄弟の城」と呼ばれる隣り合った二つの城です。

左側が「シュテレンベルク城

右側が「リーベンシュタイン城」

なんで敵兄弟の城というかというと、2人の兄弟が姫を巡ってボルンホーフェンの教会で殴り合い殺しあったとかいう物騒な伝説かららしいです。でもそんな事実はないとか。なんじゃそりゃ。

リーベンシュタイン城の方はホテル・レストランとして営業されているようです。

 

ヴェルミヒの鼠城(Burg Maus)

鼠城は付近にある一回り大きい猫城の比較で揶揄的に呼ばれているそうな。結構名付けって単純な理由だったりしますよね。本名はトゥルンベルク城というようです。

外観だけですが、ちょっとかっこいい写真が撮れたのでいっぱい貼っておきます笑

そんなこんなで今回は距離的には全然進んでませんが、また次回ちょびっと南下したいと思います。