ちょっとレアなヨーロッパの国シリーズ② セルビア🇷🇸(2)
セルビアはベオグラード2日目、時間があまりなかったので前日行ってない主要スポットをざっと回りました。
ベオグラードと言ったらユーゴスラビア時代からの首都なので、ユーゴスラビアを感じさせるスポットもあります。
特にユーゴスラビアに思い入れはないのですが・・・1929年から2003年までの期間存在していた(6つの国で構成されていたユーゴスラビア社会主義連邦共和国としては1992年まで)ということですから、自分が中学生くらいまではあったということになります。確かに中学生時代にニュースでよくユーゴスラビアの名を聞いていた気がしますね。
自分の中ではそんなにすごく昔というわけでない時期に国の体制が変わっていることに興味があり、セルビアに来たらユーゴスラビア時代を感じさせる場所に行きたいなあと思っていました。
そんなわけで、まずは1番行きたかった場所です。
ユーゴスラヴィア歴史博物館
街中からはバスに乗り12分とそんなに遠くないですね。
旧社会主義国を感じさせる街並み。こういう集合住宅が多い印象。
整っているけど無機質な・・・これも社会主義っぽい公園を通りながら先へ進みます。
噴水の前に立つ、通称「花の家」と呼ばれる建物の中に入ります。
この花の家と呼ばれる建物はユーゴスラビアの大統領であったチトー(ヨシップ・ブロズ・チトー)が眠る霊廟です。そのため、中に入ると大きな写真やゆかりの品々の展示が目立ちます。
花の家の中心にチトーの墓があります。1980年没と自分が生まれるより前に亡くなっている人物ですが、生前エピソードを調べるとさぞ影響力の強い偉大なリーダーだったのだろうと感じさせられます。
生まれは今のクロアチアだったみたいですが、当時はオーストリア=ハンガリー帝国を構成するハンガリー王国のクロアチア=スラヴォニア王国と、それだけでも複雑な時代であったことを感じさせられます。本当にこの辺の時代の欧州は複雑。
ユーゴスラビアのことを調べると「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ、1つの国家」と目にしますが、そんなの治めんの無理やろーーと思ってしまいますが・・・
こちらの絵はそれぞれの地域で異なる民族衣装を持っているということを示しているのでしょうか。
特に3つも宗教(カトリック・正教・イスラム)があるのが紛争の火種になっちゃいそうな気配をムンムン感じてしまいます。
社会主義の偉人たちの像。
ユーゴスラビアの国旗。セルビア、スロベニア、クロアチアの国旗と近いですね。
こちらはお土産?でよく売ってるユーゴスラビア時代のハイパーインフレ時の紙幣。
なんとインフレ率が15〜25%だったとか・・・
写真はたったの(?)5000万ディナールですが、5000億ディナールとかまで行ったそう。
いやいや0一個多くても全然ぱっと見わからんよ。
そんなこんなで次のスポットへ移動します。
聖サヴァ教会
セルビア正教の中心的な教会だそうです。でかい・・・
ニコラ・テスラ博物館
交流電流のニコラ・テスラってベオグラードの人なのかと思いましたが、調べたけどそういうわけではなさそう?(生涯でベオグラードに訪れたのは一度のみという話も)
両親がセルビア人だけど生まれは現在のクロアチアのようです。まあ旧ユーゴの構成国出身の偉人ということで首都のベオグラードに記念館がある、と思えば自然なのか笑
中では送電システムの体験会も行われており、子供連れの方が面白いかも?
またバスに乗り空港に戻ってきました。
こんな感じで短いセルビア・ベオグラードへの旅のまとめを終えたいと思います。
当時は旧社会主義国を連続して回ってたので、この流れでまたいくつかダラダラとまとめたいと思います。