アメリカンロックに出逢う旅⑥ Memphis編(1)Stax Museum
Memphisはずるい、紹介したいスポットがありすぎる。
ブルース&ソウル、ロックンロールにとって重要な場所であり、公民権運動にとっても重要であり、エルヴィス・プレスリーの家もあるし・・・
今回は当時のルートを振り返りながら綴っていきたい。
NashvilleからMemphisへ
朝、ナッシュビルをたち昼頃にバスでメンフィスに到着。350キロほどなので4時間くらいでしょうか。
すでにビールストリート(Beale St)で飲んだくれたい気分だったが夜まで時間つぶし。
ついてすぐ目につくのはでかい「Gibson」の看板。しかしここは今は閉店になってしまっている様子。当時(2016年)は内部の見学・グッズの買い物もできました。
すぐお隣は「Memphis Rock 'n' Soul Museum」 。この旅は一体幾つのミュージアムに行くのだろうか。
ここはロックやソウルのおこり、つまり奴隷として連れてこられた黒人たちの生活から歌が生まれる過程から解説していきます。
当時のアメリカ南部の農家の生活がよくわかると思うので、興味のある方はいいと思う。夜まで暇だと思うし。ただこの日は日中も忙しかった。時間を無駄にせず次の目的地へ移動。
Stax Museum and American Soul Music
中心部から5キロほど離れた場所にある「STAX」を訪問。
Stax Recordsは1957年に設立され、1975年に倒産したそう。
Staxの前には記念碑的な案内板があります。代表的なミュージシャンたち、Otis Redding、Rufus and Carla Thomas、Isaac Hayes、The Staple Singers、Albert King、The Bar-Kaysらの名前が見えます。(全員知ってたわけではないけど・・・)このほかにも、Booker T. & the M.G.'s、Wilson Pickettも録音したようです。
Staxは、モータウンなどのノーザンソウルに対してサザンソウルと呼ばれるようです。
ミュージアムの名前の通り、中の展示ではゴスペルから始まりソウルの起こりを解説している。
もちろんSTAX自身の解説もあり、代表的なBooker T. & the M.G.'s、Otis Redding、Isaac Hayesらの名前が出てきています。
レコードに囲まれる最高な部屋。
レコーディング機材やスタジオの風景
1972年にロサンゼルスで行われたWATTSTAX(ワッツタックス)、「ブラック・ウッドストック」と呼ばれたコンサート。
ライバル会社?モータウンの展示もあります。同じ時期に共にソウルミュージックを育んだレーベル同士、欠かせられないということでしょうか。
ソウルミュージックは勉強中な時に訪問したので正直理解度は微妙・・・だったけど、とりあえず行ってみて空気感を感じることで色々音楽を漁ってみようみようという気になります。(すごい贅沢なことを言っている)日本にいた時は遠い位置にある音楽だと思っていたからね。現地に赴いてアメリカンミュージックのルーツに触れる。今考えるとこんな楽しいことはない。メンフィス、再訪したい場所の一つです。