今回はたまにはドイツ国内の紹介ということで首都ベルリンの紹介です。
2018年2月以来で気付けば3年半くらい首都に来てませんでした。デュッセルドルフからはICEで約4時間半、なかなか遠いです。パリの方が近いというね。
そんなこんなで足が遠のいてたベルリンを再び訪問しました。
首都と言ってもドイツはベルリン並みの都市が各地にあるので、ミュンヘンやハンブルク、ケルンよりものすごく都会かと言ったらそういうわけでもないと思います。
例えば欧米ミュージシャンのライブ環境でいうと、ベルリン・ミュンヘン・ケルンは大体回ってくれるのでのデュッセルドルフ住みはベルリンからかなり離れてますけどケルンが近いからオッケー!という感じです。
ドイツでロックなスポットなんてそんなにあるのかい?と思いますが、今回は数少ないロック聖地巡礼スポットを紹介したいと思います!
こちらは昼のベルリン中央駅。
この日はまずポツダム宣言で有名なポツダムに訪問。その後ベルリンへ戻りました。ポツダムの話はまたそのうち。
ポツダムからはSバーンでベルリンに戻ってきました。降りたのはこちらの駅。
こちらはベルリン中心部からは4キロほど離れた場所になります。道を進んでいくと中東系の移民が多そうな雰囲気の町並みになってきた気がします。
駅から5分ほど歩いたところで目的地に到着!
David Bowie's Berlin Apartment
なんとこのベルリンの中心部から少し離れた場所にデヴィッド・ボウイが住んでいたのです!
ベルリンとデヴィッド・ボウイの関係は深く、有名な「ベルリン三部作」と呼ばれる作品を発表してます。ここには1976年〜78年の間に住んでいたようです。
1977年発表の「Low」「Heroes」そして1979年の「Lodger」(Lodgerはドイツでレコーディングしたわけじゃなかったようですけど)
ベルリン在住時はイギー・ポップと共同生活をしていたようで、かの有名なデヴィッド・ボウイとイギー・ポップがコラボしてたのはこの時期なのかあ、としみじみしてしまいました。(自分が生まれるずっと前の話だけどさ)
調べてみるとイギーの方も初期ソロ三部作として、「The Idiot」「Lust For Life」「TV Eye: 1977 Live」がベルリン時代の作品として一括りにされてるようですね。デヴィッド・ボウイと同じくベルリンのハンザ・スタジオでレコーディングされてます。
デヴィッド・ボウイがドイツにいたのはなんとなく知っていたけどイギー・ポップも一緒で「Lust For Life」をドイツで制作してたなんて・・・全然知りませんでした笑(てかLust For Lifeってデヴィッド・ボウイ作曲だったのか)
「アルバムLow、Heroes、Lodgerはここに住んでいる間に制作され、ベルリン三部作として音楽史に名を残しました」というような文章と、「Heroes」の歌詞が記されています。
「Heroes」という曲自体もドイツ・ベルリンとの関係が深いようで、ベルリンの壁で会う恋人たちを描いた曲と言われてます。自分はベルリンの壁が崩壊した後のベルリンしか知らないけど、デヴィッド・ボウイが「ヒーローズ」を作った時にはまだ壁が存在していて西と東が行き来できない状態でした。コロナ禍でも感じましたが、自由に移動ができるというのは当たり前の幸せではないのだなあとふとした瞬間に感じてます。
アパートの隣のお店にはデヴィッド・ボウイの写真があったり。知らなければ通り過ぎてしまいそう。
もう少し進むと行きつけのバーと言われてるスポットがあります。
Cafe Neues Ufer
このバーの中にはたくさんのデヴィッド・ボウイの写真が飾られています。もちろんかかっている曲は全て彼の曲でした。ここにくる人の多くはファンなのか、曲を口ずさんでいるお客さんがチラホラいました。
小腹が空いたのでドイツ名物のカリブロスト。とりあえず今回はこんなところで。