bstsry63のブログ

旅や音楽のアレコレと聖地巡礼を写真と共に綴ります。

アメリカンロックに出逢う旅① Chicago編(4)Kingston Mines

今回はシカゴの生活で一番好きだった場所の紹介です。 

シカゴ最高のブルース・クラブ、キングストンマインズ

シカゴダウンタウンの北側、中心部からはレッド・ラインに乗って11分。

Fullerton駅でおり、10分ほど歩いた場所にあります。

この辺は中心部ほど人が多くなく少し落ち着いています。何度かライブを見にいったLincoln HallもN Lincoln Ave沿いにあるしバー・レストランも多いので好きなエリアでした。

目的地、Kingston MinesはN Halsted Street沿いにあります。

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ここ、キングストンマインズは1968年オープンのブルース・クラブです。

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一番人気のシカゴのブルース・クラブというようなランキングでも常連になっているようです。実際、出演するミュージシャンのレベルがすごく高かったと思う。

このクラブの特徴は、隣り合わせのホールにある2つのステージじゃないかと思います。

残念ながらサブステージ?の写真が見当たらないが、ステージに向かって右側がメイン、左側がサブという感じだったと思います。

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この日は常連のJoanna ConnorとSugar Blueでした。

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 Sugar Blueは超絶カッコ良いブルース・ハーモニカ奏者で、ストーンズのMiss Youにも参加していたそうです。

その後、Willie Dixon's Chicago Blues All Starsに加入し、1985年には参加していたコンピレーションアルバムがGrammy賞のBest Traditional Blues Albumを受賞しているそう。

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 確か、ミュージックチャージが15ドルとかなんですよね。気軽にふらっと入れて、めっちゃいいライブやってて、ご飯も食べれるし酒飲むだけでも良いし、アメリカはこういう夜遊びスポットがめちゃくちゃ多い。

アメリカにいて思った大きなことの1つは、ライブミュージックへの距離感の違いです。

路上ミュージシャンも多いし、気軽に入れるライブハウス、というかBar、Club、Venueが本当に多い。Bar、Pubの延長線上に演奏場所がある感じかね。

日本のライブは「ライブに行く!」って決めていないとなかなかハードルが高い雰囲気があると思う。自分も高校時代に初めて行った時はかなり勇気出していった覚えがある。その後は居心地よくなって入り浸ったけど笑

しかし、アメリカのBarに酒飲みに入ったら隣のホールから音が漏れてきて、なんとなく良さそうだからちょっとお金出してライブを見てみる。という「気軽にライブミュージックに触れられる」文化と比べるとだいぶ違うかなあと思う。

どちらが良いという話ではないけど、日本にはアメリカ型Live Venueってまず見当たらないと思うので、日本にそういう場所があったら良いなあと思ってしまうな。もっと気軽にライブを楽しめる場所。

アメリカンロックに出逢う旅⑨ California〜Los Angeles編(2)Joshua Tree

Los Angeles2日目になります。とは行っても今回の目的地はロスから200kmほど東に行ったところ。

途中、どこの街に寄ったのかもはや覚えてないのだけれど、テキトーに寄ったメキシカンの店で朝飯がてらブリトーを食べました。こういうところで食べるとすごく美味しい。

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だだっ広い景色が広がります。アメリカのこういう風景めっちゃ好き。この街どこだったか知りたいなあ。

今思うとこのあたりはワインの生産地とかもいっぱいあるのかな、と。当時は全然興味がなかったから調べもしなかったのだが。

この日の最終目的地の前にちょっと寄り道。ある意味ロックに関連する国立公園が近くにあったのです。

 ヨシュア・トゥリー国立公園(Joshua Tree National Park)

ヨシュア・トゥリーですって。U2のアルバム名ですね。

正直ここに来るまで「Joshua Tree」ってなんだ?って感じでしたが・・・これがそうかと。

確かにU2のアルバムの裏ジャケには木が写っている。

アメリカの国立公園はどこも壮大だけど、ここもすごいです。

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あたり一面砂漠です。そのまんまだけど、この辺はDesertという名のつく地名が多い。

入ってないけど温泉も有名みたいです。アメリカ生活では湯船に飢えてたので割と探したりもしました。

公園の中を突っ切ろうかと最初思ったけど、道も悪いし結局のところは引き返して公園を左回りでIndioの方に抜けました。

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異世界というか異星に迷い込んだ感じしませんか? 

昔の映画に出てくる未発展の惑星に降り立ったような感じ。

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 この木は主にアメリカ南西部に生えるユッカの木と言うようです。

通称がジュシュア・ツリーで、名前の由来はこの地にたどり着いたモルモン教徒が聖書のヨシュアが天を仰ぐ姿にちなんで名づけたらしい。

ふと思い出したが、観光に来ていたアメリカ人に「この木はなんでヨシュア・ツリーって言おうの?」と話しかけられた。なんでわざわざよそ者であろうアジア人に聞くのかね。

ドイツでもよく道を聞かれるけども海外在住日本人あるあるな気がする。

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しかーし、よくよく調べるとU2のジャケットはこの公園で撮影したものではないみたい。

もともとU2側からジャケットのリクエストは「想像上、映画的」のようなものだったので、実際行って見て感じるイメージとかけ離れないと思う。

実際のところ、もう少し北にあるMojave DesertとかDeath Valleyあたりで撮影された写真がジャケットには使われたようです。

行ってないけど、まあおそらくこのあたりは数百キロに渡って砂漠の風景が広がっていることでしょう!たまに見たくなりますね、こういう風景。

それでは、最終目的地へ移動します。

アメリカンロックに出逢う旅⑨ California〜Los Angeles編(1)Grammy Museum

ロサンゼルス。ロック好きには避けて通れない場所。

今思えば行きたいところはまだまだ他にもあり、かなり不完全燃焼だったと思うのでリベンジが必要と思います。しかしこの時はこの時で短い時間ながらも極限まで回れたと思う。

ロサンゼルス付近にいたのは二泊三日のみ。

シカゴから4時間かけて飛行機で移動し、ロサンゼルス空港でレンタカーを借りて200km以上離れたところへ向かうというなかなかハードスケジュールでした。しかも一人で笑

一泊目はロサンゼルス東側の郊外Hacienda Heightsにて。二泊目は2日目の目的の間のRedlandsで宿をとりました。

どちらもいわゆるモーテル。ああゆう形態のホテルってあんまりヨーロッパでは泊まってないので少し懐かしいです。

さて、ロサンゼルス1日目は市内を巡ります。

 ビバリーヒルズの某有名ホテル

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空港でレンタカーを借り、最初に向かったのはこちら。まさに「ホテル・カリフォルニア」な位置にある「The Bevery Hills Hotel」です。

もちろん泊まるお金はないので外から写真を撮るだけ・・・なんとなくここは寄らないといけない気がしての訪問でした。久々のジャケ写訪問。逆光だったのであまりいい写真は撮れず。

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ビバリーヒルズはまさにリゾートという感じの街並み。 

ビバリーヒルズから東へ進むとサンセットブルヴァードに出て、サンセットストリップ、ウエストハリウッドに向かうことができます。

ここら辺にはロック史上凄く重要なスポットがたくさん。ロキシー・シアター、ウィスキー・ア・ゴーゴー、タワレコ跡地、レインボウ・バー&グリルなど・・・絶対再訪して遊び尽くしたい場所です。

今回は夜は移動しなきゃならなかったため訪問できず、昼間のスポットのみになるので例によってミュージアムを訪問します。

ロサンゼルスの夜は怖いという印象があって街中で宿を取らなかったのです。今考えると勿体無い気もするが・・・

Grammy Museum

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言わずと知れたアメリカのエンターテイメント賞の1つ、音楽業界を受賞対象とするグラミー賞。2008年、グラミー賞の50周年を機にこのミュージアムはオープンしたようです。

グラミーミュージアムの特徴は体験型の展示物の多さだと思いました。タッチスクリーンで色々なジャンルの音楽を選んで聞けたり、レコーディングブースがあって録音の体験ができたり。

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グラミー賞そのものの展示スペースです。写真は五番目のデザインのトロフィー。厳かな雰囲気を演出してます。

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NirvanaDeath Cab For Cutieと、この世代がミュージアムの展示対象になるのかと驚きました。まあNirvanaは色々なところで展示があるけど、やはりアメリカの90年代のミュージシャンの中でもダントツな扱われ方だなあと。

Nirvanaは90年世代では日本でもトップの人気だと思うけど、やはり本国の方が英雄扱いになっている気がした。

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この時はラモーンズ関連の展示がありました。常設だったのか、特設だったのか。

さて、夕暮れどきになってきたので、少々普通の観光も挟みます。

グリフィス展望台に行ったがハリウッドサインは写真に撮り辛かった。

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うっすらとHollywoodサインが・・・

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夜景を見たのち、ハリウッド中心地へ向かいます。

全く関係ないが、ここで当時のiPhone 5sを落としてバキバキにしてしまった。アメリカの一年持ちこたえてくれてありがとうという感じです。

Hollywood / Highland前

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中心部に戻り夕食を食べ、少しウロウロします。

これから宿まで車で移動なのでお酒は飲めず。この時の旅はメインの目的が別にあったからしょうがないんだけど、悔いが残ってしまいますね。

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 エンターテイメント業界で名を残した人々の名前を刻んだ星型が埋め込まれた歩道、「Hollywood Walk of Fame」を通ります。

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途中ハードロックカフェの前で何かの撮影も行われていました。

この後ダウンタウンリトルトーキョーを下見するために移動します。車で回りましたが、リトルトーキョー付近でやたら治安悪そうな場所に入り込んでしまいました。

今考えるとあの場所が「Skid Row」だったのかと。アメリカに住んでると危険そうな地域に少し足を踏み入れてしまった時に「ヤバい雰囲気」を咄嗟に感じるようになりましたね。

ロサンゼルスは空港近くのイングルウッドとかコンプトンとか・・・かなり悪名高い危険な地域が多いです。もちろん行ってないけど。

この辺はヒップホップの歴史にとって重要であり、「Straight Outta Compton」を見て日本人でも憧れを抱いている人が結構いると思う。

でもアメリカ人なら誰でも「絶対行くな!」というほど危ない地域なので絶対オススメしない。まあ行ったことないからわからないと言ったらそれまでなのだが。

では翌日からは東へと移動していきます。

アメリカンロックに出逢う旅⑧ Milwaukee編(1)Summerfest

Wisconsin州のMilwaukeeには珍しくシカゴから電車の旅でした。

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アメリカの都市の中央駅の感じ好きです。

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特にミルウォーキーで訪れたい音楽にまつわるスポットがあったわけではないのですが(すみません)、なぜここに来たかというと、夏フェスです!

世界最大の音楽フェス!? Summerfest(サマーフェスト)

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 Milwaukeeの東側、Historic Third Worldに会場はあります。

サマーフェストは1968年から開催されており、毎年約80万人を集めている音楽フェス。

「世界最大の音楽フェス」として知られており、ギネス記録にもなったそう。

でも近年はウィーンのドナウインゼルフェストに抜かれてしまったよう。(今はこっちの方が行きやすいな・・・)

あんまりサマーフェストって聞いたことないけど「なんで世界最大なの?」と思うかもしれないが、このフェスはとにかく開催期間が長い!

毎年6月後半から7月上旬にかけ11日以上に渡って開催されており、12のステージで合計1000以上のパフォーマンスが繰り広げられる。

このフェスが変わっているのは通常のチケットとヘッドライナーのチケットが分かれていること。普通のチケットだとヘッドライナー見れないのかい!っていうね笑

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こちらは一般のステージなので比較的安いチケットで入れます。

2021年で見ると一日券は23ドル、3日券は57ドル、6日券は75ドル、9日(全日)は100ドルのようです。

ちなみに今年は9/2-4, 9-11, 16-18で予定されている様子。今年はできるといいね。ヨーロッパは今年も夏フェス難しそうだが・・・

ヘッドライナーはAmerican Family Insurance Amphitheaterという会場で行われます。

2016年当時のヘッドライナーは、セレーナ・ゴメス、ピットブル、ブレイク・シェルトン、クリス・ステイプルトン & Alabama Shakes、ティム・マグロウ、Blink-182、デフ・レパードREOスピードワゴン、ルーク・ブライアン、ポール・マッカートニーWeezerとパニック!・アット・ア・ディスコ、スティングとピーター・ガブリエルでした。

そう、本当の目的は念願のポールマッカートニーだったのです。

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なんでアメリカのフェスでポール?と思うかもしれないが、見れるうちに見ておきたかったのです。

思えば2014年の日本公演が氏の体調不良により中止。この時2年ぶりのリベンジを果たせたわけでした。

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せっかくなのでセットリストを全部書き出します。

2016/7/8(金) @Marcus Amphitheater - SummerFest 2016

1. A Hard Day's Night

2. Save Us

3. Can't Buy Me Love

4. Letting Go (Wings)

5. Temporary Secretary

6. Let Me Roll It

7. I've Got a Feeling

8. My Valentine

9. Nineteen Hundred and Eighty-Five

10. Here, There and Everywhere

11. Maybe I'm Amazed

12. We Can Work It Out

13. In Spite of All The Danger (The Quarrymen)

14. You Won't See Me

15. Love Me Do

16. And I Love Her

17. Blackbird

18. Here Today

19. Queenie Eye

20. New

21. The Fool On The Hill

22. Lady Madonna

23. FourFiveSeconds

24. Elenor Rigby

25. Being For The Benefit Of Mr. Kite!

26. Something

27. Ob-La-Di, Ob-La-Da

28. Band On The Run

29. Back In The U.S.S.R.

30. Let It Be

31. Live and Let Die

32. Hey Jude

Encore: 

1. Yesterday

2. Hi, Hi, Hi

3. Birthday

4. Golden Slumbers

5. Carry That Weight

6. The End

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 ビートルズ、ウイングス、ソロと満遍なく、38曲もやってくれて本当に至高の時間でした。

本当にこの人はいつまでも元気で新しい音楽を聴かせてもらいたいものです。2020年のアルバム、ポール・マッカートニーⅢはロックダウンの最中一人で作ってしまうという。

一体この人はどれだけ長い時間世界中の人々を熱狂させ、幸せな時間を与えてくれるのか。

また次回ライブを見れることを楽しみにしております。

 

アメリカンロックに出逢う旅⑥ Memphis編(4)Graceland

公民権博物館を後にし、キング牧師の名のついた通りを歩きます。

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 一泊二日の短くも濃い時間も終盤になり、数時間後にはメンフィス空港に向かう時間です。最後のスポットは空港から近いので、帰り際に寄って正解でした。

メンフィス最大のスポット、Gracelandに向かいます。

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メンフィス中心部から約15キロ、グレイスランドはエルヴィス・プレスリーの邸宅だった場所です。

グレイスランドと呼ばれる地域一帯が観光スポットになっており、エルヴィス・プレスリー・ブルヴァードという大通りの東側、西側にかけて広がっています。

西側にはプレスリーの邸宅があり、東側にはAutomobile Museum、Exbition Centerがあります。

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写真はグレイスランド・マンション(Graceland Mansion)。ホワイトハウスと同じくアメリカ国定歴史建造物だそうです。

例によってここもミュージアムになってますが、なんと世界で最も訪問者が多い私邸というギネス記録を持っているそう。

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エルヴィス邸内部を見学できます。

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受賞された多くの賞の展示もあります。

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エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日にグレイスランドで亡くなり、両親と祖母と一緒に通称「瞑想の庭」に眠っています。

ギネス記録だけあって観光客がものすごく多い。メンフィス中心は夜は人が多いけど昼は全然少なかったわけだけど、ここにみんな居たのか、という感じ。

ちなみにポール・サイモンのアルバム「グレイスランド」もこの地から影響を受けているよう。

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敷地内には代表曲と同名の「ハートブレイクホテル」というホテルがあります。

ただし、現在は閉館中のようで、関連してどう敷地内にあるゲストハウスへの案内が出てきます。

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グレースランドではエルヴィス・プレスリーのそっくりさん?によるパフォーマンスが行われており、多くの人を楽しませていました。 

さすがにここは観光客の世代は全体的に年配の方が多かったかなという印象・・・笑

この当時で死後40年ほどでしたが、依然として高い人気を感じました。

ブルース・ソウル・ロックの歴史で重要なメンフィス

これまで見てきたようにメンフィスにはブルース・ソウル・ロックの重要スポットがありました。

ブルースに関しては、中心地のビール・ストリートは「The Home of the Blues(ブルースの故郷)」と命名されています。

ソウルに関しては、テネシー州の田舎で始まったものがアメリカ全土に広が理、デトロイトのノーザンソウルやフィラデルフィアフィラデルフィアソウルとともに、Staxが輩出したミュージシャン達はソウルを発展していったようです。

そしてロックはSun Recordのミュージシャン達が黎明期の重要人物でしょう。

そしてここ、プレスリーのグレイスランドもある。

まさにメンフィスは音楽の街。音楽好きにとっては最高の場所ですな。

 

アメリカンロックに出逢う旅⑥ Memphis編(3)国立公民権博物館

メンフィス3記事目。

楽しい夜が明けて、街をふらふらします。

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ビールストリートのあたりから川沿いに少し北に行くと観光案内所があります。 

テネシーの巨人たちが迎えるTennessee Welcome Center

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アメリカって偉人たちの像がすごく多い。しかも歴史が浅いからか、割と最近の人(存命の人)の像もあったりする。偉業を成し遂げた人に対しては余計な感情なく、純粋に、素直に讃えているような文化がある気がする。

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ミシシッピ川に続きます

中心街の方まで歩いて戻ります。夜はすごくテンション高いんだが・・・昼はどことなく静けさを感じる・・・

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昼のビートストリート。ハードロックカフェの壁の絵がまさにメンフィスの音楽スポットのまとめみたいになってますね。

約10分ほど南に歩いて次のスポットへ向かいます。

国立公民権博物館(National Civil Rights Museum)を訪問

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知らなければ普通のアメリカンなモーテルだと思って通り過ぎちゃいそうですが・・・

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 ノーベル平和賞も受賞している公民権運動の指導者として有名なキング牧師は1968年4月4日にこの場所、ロレイン・モーテルの306号室で暗殺されています。

よく考えると、そのレベルの知名度の方がなんてことないモーテルに宿泊していたのか・・・

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ここで実際に暗殺されてしまったようです

中は例によって?歴史を振り返る形のミュージアムになっています。

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当時は不勉強でよくわからなかったですが、モンゴメリー・バス・ボイコット事件の契機になった1955年12月のローザ・パークス逮捕事件の舞台と思われるバス、の展示がありました。

キング牧師が暗殺された1968年というと昔のような最近のような感じもするが、今だにアメリカは人種差別、というか社会システム的に人種間の壁が存在するということをアメリカに住んでみて初めて知った。

ある程度人種やコミュニティで地域が分かれるのはどこの国でも同じだと思うけど、アメリカほど露骨というかブロックごとに住んでいる層が分かれているのはかなり衝撃だった。

Black Lives Matterの運動が起こるのもある意味すごく自然な話。

しかし最近はアジア人ヘイトが起こっているようなので、いつの時代もマイノリティな人種は立場が弱いという状況は変わらないのか・・・とも思ってしまう。

元を考えると強制的に連れてこられた方々とある意味自分の意思で移り住んできた人達という違いもあるかもしれないが。

日本がどれだけ安全なのかは海外に住むとイヤというほど身に沁みる。

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長くなってしまったのでここで一区切り。

アメリカンロックに出逢う旅⑦ Cleveland編 Rock and Roll Hall of Fame

今回はOhio州、Clevelandに訪問です。

なぜかというとここにはロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)があるのです。

そういえば、アメリカって殿堂入り(Hall of Fame)みたいなの好きなのかな。あんまりヨーロッパでは見ない気がする。 

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 クリーブランド到着時の風景はこんな感じでした。この時はクリーブランドが目的ではなくて、完全に通りすがりです。シカゴからナイアガラの滝を見に言ってました。シカゴから約1000キロ。夜通しの移動でしたが、割とずっと運転してたの結構きつかったなあ・・・笑

台湾人の友人だけずっと起きてくれてて、ええ奴やなあと思ったなあ。

この時はシカゴのあるイリノイ州インディアナ州オハイオ州ペンシルバニア州ニューヨーク州という道のりでした。帰りはペンシルバニア州Airbnbで一泊。(どこの街に泊まったか全然覚えてない・・・)クリーブランドは帰りに数時間だけ寄りました。

 Rock & Roll Hall of Fame

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 この特徴的なピラミッド型の建物。一人だけめっちゃテンション上がりましたが、一緒に旅したみんなは誰もこず・・・笑

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中に入るといきなり偉人たちが出迎えてくれます。

ちなみに2021年のノミネーションはこちらになります。Iron MadenやFoo Fightersがノミネーションされてるようだけどどうなんでしょう。Foo Fightersはめっちゃ好きだし偉大だと思うけど、殿堂入りというのにはまだ早い気が・・?Radioheadレベルでやっと2019年だしなあ。

www.rockhall.com

オルタナグランジコーナー

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パールジャム、マイク・マクレディの壊れたギターもあります。日本では今やそんなにメジャーではないオルタナグランジという音楽ですが、アメリカだと展示されてるような対象なんだなあと。マザー・ラヴ・ボーン、テンプル・オブ・ザ・ドッグ、サウンド・ガーデン、パール・ジャムなどの展示物がしっかりあって嬉しい。

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もちろんビートルズローリングストーンズの展示もあります。

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中でも熱かったのは実物大、ピンク・フロイドの「The Wall」

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当時(2016年)の殿堂入りは上記の方々です。この中だとDeep Purpleが意外と最近?

当時のポスター

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憧れのウッド・ストックのポスターです。

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ショーケースの中の展示品もいいんだけど、せっかくなら立体的に間近で見れる展示も見たいところ。

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 そんなところでCBGBの実際使われた雨よけの展示がありました。

あまり自由時間はなかったですが、時間の許す限り、二週は見学して回れたかと思います。

黎明期から現代に至るまでのロックというかポップ・ミュージックの資料が多いので音楽好きはみんな楽しめること間違いなし。

しかし最近の殿堂入りの方々はヒップホップ勢が急速に強くなってきている気がする。

もう30年以上経っているので当然だけど、ロック勢より若干短いキャリアでノミネート・殿堂入りしている印象もある。現代のポップ・ミュージックへの影響度を考えるとヒップホップの方がリアルなのかな。アメリカに住んでた時、すごくホットなロックバンドってあんまり噂に聞かなかった気もするし主流じゃないことはわかるんだけど・・・

日本は今だに?ロックな音像が好き、というか主流な印象。もちろんロックが一番好きな自分としては、これからもアメリカの元気の良いロックバンドを見続けたい!

これからもRock & Roll Hall of Fameがリアルな存在であることを祈ります。

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