アメリカンロックに出逢う旅② New York編(1)ジャケ写探訪
今考えるとアメリカほどロック聖地巡礼しやすい場所はない、と思うことがある。ロック好きの自分にとって非常に重要な、貴重な時間を過ごせたと思う期間だった。
今住んでいるヨーロッパというと・・・当然イギリス・ロンドン、リヴァプールは有名ロックミュージシャンを無茶苦茶輩出してるし、聖地巡礼スポットも非常に多い。それ意外というと、ドイツとスイス、スウェーデンは多少あるかなあ、というところ。(全然勉強不足なのかもしれないが)
当時住んでいたのはシカゴなので当然シカゴの記憶が強いが、ニューヨーク・ニューオーリンズ・ナッシュビル・メンフィス・シアトルとロック好き、ないし音楽ラヴァーが興奮を覚える地はいくらでもあるだろう。
ロックミュージックが盛り上がってきた60年代以降、色々なミュージシャンがニューヨークでレコーディングしアルバムを製作したのだろうけど、今回は当時訪問したジャケ写スポットを3つ記録しておきます。
ニューヨークではやりたいことが多すぎた。ジャズ見たい、美術館行きたい、自由の女神見たいなど・・・今思うとミュージカルとか野球とかもあったけど当時の限られた時間の中では存分に、食事も全くとらず巡った気がする。
ジャケ写訪問の中でも優先順位一位はレッドツェッペリン!大学・社会人とコピーバンドやっていた直後のアメリカだったから真っ先に思い浮かんだんだろうな。
ここに向かう前、確かこの日は朝からマンハッタン島南の自由の女神を見に行き・・・9.11の記念館を見てブルックリン橋を通った。ちなみにこの日のことを急に思い出したのは原田マハさんの「暗黙のゲルニカ」を読んで9.11のシーンが出てきたから。当時13歳だったけどめちゃくちゃ衝撃で、9.11跡もニューヨークに行ったら見て置きたい場所だった。
ブルックリン橋を渡った後にどうしたのかはあんまり覚えていないんだけど・・・多分地下鉄に乗って戻ったのだろう。
1、Led Zeppelin「Physical Graffiti」ジャケスポット
ここにきて思った、「そのまんまやん!」って。めっちゃ興奮するよね。レコードとかも持ってたもんね、「Physical Graffiti」。
このアルバムだと「The Rover」 が好きなんだけど、あまり共感されない気がする。リフかっこいいと思うんだけど。もちろん「Kashmir」とか「Trampled Under Foot」の方が重要曲なんだろうけど。
2、The Doors「Strange days」ジャケスポット
次に向かったのは若干北上して、確かこの辺。うまく地図が出せないけど、East 36th streetのもうちょい東側だったと思う。
踊ってる道化師たちはいないんだけど、目を瞑ると脳裏に浮かび上がってくる・・・なんてことを思いながら二番目は「The Doors」の「Strange days(まぼろしの世界)」のジェケスポットでした。
好きな曲は何と言っても「Strange days」。ちょっとおどろおどろしいような雰囲気で始まり、あの時代のサイケを感じる急にピカーっとなる感じ。(語彙力)
しかしDoorsって全く世代でも何でもないし、高校時代に読んでた「BECK」でめっちゃ出てきたなあという完全な後追い。オリジナルというよりは、Radioheadの「Anyone can play guitar」での「I wanna be wanna be wanna be Jim Morrison!」とか、Mogwaiの「I'm Jim Morrison, I'm Dead」とかの方がリアルだな。なのでどっちかというとI wanna be Thom Yorkeな方だけど、そこは聖地巡礼。しっかり周らせてもらいました。