アメリカンロックに出逢う旅⑩ Washington D.C. 編(1)Ford's Theatre
音楽を巡るアメリカ国内の旅も残すところあとわずか、10箇所目となりました。
一番行きたかった場所はトリとして、今回はアメリカの社会生活においても重要なスポットに行った時のことを振り返ります。特に2016年は大統領選もあったので、自分の中で意味があった旅でした。
音楽はというと、ワシントンD.C.といえばD.C.ハードコア。この旅ではほとんど音楽的な場所は回れてませんでしたが、旅の振り返りとともに改めてDCハードコアにまつわるスポットも見ていきます。
伝説のライブハウス 9:30 Club
D.C. でRolling Stone誌の10 Best Live Music Venues in Americaに選出されている「9:30 Club」というライブハウスがあります。
中心部に位置する公園、ナショナル・モールからはイエローラインで3駅とアクセスが良い。次回訪問する際は必ず行きため、ここに記しておきたい。
元々はフォード劇場の近くにあったようだが1996年に現在の場所に移っている。ということは・・・フォード劇場に行った時に近くを通っていたわけか。
この通りはフォード劇場の目の前。9:30のDCハードコア全盛期の所在地は、930 F Street NW。この写真の少し後ろを左折だったようです。惜しかった。
1980年から90年の10年間のDCハードコアの歴史を追った映画「Salad Days」にも度々登場しますね。当時は荒廃したエリア、という風に呼ばれていたようですが、現在はそんな雰囲気は感じませんでした。
もう1つ、「Salad Days」に登場したライブハウスの場所を追います。
跡地はスタバになったd.c. space
1977年から1991年にかけて、7th St とEast Stの角の建物にあったようです。
この跡地にはスタバが入ってたようですが、なんとコロナの影響で2020年に閉店してしまったようです。いつの日かまた訪問する際は、どんな様子になっているか見たいですね。
ライブハウスの位置を確認したところで旅の振り返りに戻ります。まずは先ほどの旧9:30に戻り、
フォード劇場(Ford's Theatre)を訪問します。
ここは1865年4月14日にリンカーン大統領が暗殺された場所。リンカーン大統領は撃たれた後、反対側にあるピーターセンハウスに運ばれた後、翌日に亡くなったそうです。
ここでは劇場の中からピーターセンハウスを廻るツアーに参加できます。
客先の最後列からリンカーン大統領の像が舞台の方向を見ています。
ピーターセンハウスに入ります。ここも例によって?中はミュージアムになっています。
内容はリンカーンがなくった時の状況やその後のエピソードを始め他の大統領たちの業績についても触れられています。
ちなみにオリジナルのベッドはシカゴの「American History Museum」にあると書いてありますね。(リンカーンパークのやつか、行ったような行ってないような。結局行けずじまいだった気がします)
アメリカって偉人が亡くなった場所そのものを観光名所にしていること結構あるよね。(悪いとは言いませんが)
本のタワー
本が積み上げられたオブジェ(タワー)があります。なんと全てリンカーンについての作品で、その数1万5千冊というとんでもない数になるようです。
リンカーン暗殺現場は世界史関連の書籍でまず間違いなく出てくるため、なんとなく絵だったり漫画だったりも含めて見聞きしている人は多いと思います。ワシントンDCに来たら是非訪れたい場所ですね。
今回の最後に、ワシントンDCらしい?パンク・ハードコアを専門にしたレコードストアを1件訪問していたので記載します。
元々はGeorgetownにあり、2006年ごろに現在の場所に越してきたようです。
CD、LP等の音源を始め、Tシャツとかグッズも充実していたと思います。
次回のまとめはせっかくのワシントンDCなので、アメリカ行政の中心であるスポットを振り返ります。