海外夏フェス オランダ🇳🇱 Pink Pop 2022 その1
前回のBest Kept Secretに続き、2022年のヨーロッパ夏フェス訪問記の第2弾です。
今回もオランダのフェスである「Pinkpop」のお話になります。
何と言ってもPinkpopは1970年から開催されており、世界で最も古く長きに渡って開催されているロックフェスとして知られていることもあり一度は来たかったのです。
今年の開催は6月17日(金)〜6月19日(日)の3日間で、ヘッドライナーはそれぞれMetallica、Pearl Jam、Imagine Dragons。
大好きなPearl Jamを見るために土曜日の一日券を購入しました。Düsseldorfからは90kmほどなので日帰りできるのも良いですね。(過酷ではありますが)
Pinkpopを知ったのはおそらく1992年のPearl Jamの出演動画で、Porchの曲中にカメラクレーンからダイブするやつですね。大人たちがみんなでカメラクレーンを支えてるのが印象的。
それから30年、2022年の出演で彼らも50代後半ですが、当時のヤンチャな行動を自らネタにしていました笑
会場はオランダ最南端の州であるリンブルフ州(Limburg)のランドグラーフ(Landgraaf)という街です。(Pinkpopがなければ来ることはなかっただろう・・・)東はドイツ、西南はベルギーの同じくリンブルク州(Limburg)に囲まれています。
付近の都市で言うと、オランダのマーストリヒト(Maastricht)、ドイツのアーヘン(Aachen)が有名でしょうか。特にアーヘンまでは20kmほどしかないのでアーヘンからのお客の方が多いんじゃないかなと思ったり。
個人的にヨーロッパの大型フェスは駐車場が遠くてバスも少なくて過酷だと思ってるのですが、このフェスもまあまあ遠かったです。その点だけ言えば一日のみでよかった。会場まで5キロくらい、歩いて1時間ほどだったかなー。行きはテンション上がってるから良いんですけど帰りがね。。笑
標識に従って歩きます。
キャンプチケットを持ってると、会場から3キロ先くらいの駐車場に停められるぽいです。
途中のキャンプエリアのあたりからシャトルバスに乗れましたが、まー人いっぱいいるし、その辺まで行くと出店が出ていたりフェスっぽい雰囲気になってくるので残りは楽しみながら歩けました。
水分補給でオランダビール
会場周辺は歩行者天国になっていて、ガソリンスタンドもフェス仕様。
DJもいてパーティしてました笑
こういう感じの周辺地域も巻き込んでのお祭り感は日本にはあまりないのでは?と思いました。まあ50年以上やってるんだものね。ロックフェス50年ってすごいなあ。
会場につきました!
どうやら当日券も売ってるみたいでした。
会場の地図です。思ったより?狭いと思いました。結構山奥ではなく住宅街の付近にあったので、そんなに広々とした会場ではないのかな?この敷地に3つもステージがあります。
会場に入りテンションぶち上がりましたが、暑い。今年のヨーロッパの夏は結構過酷なほうでしたが、この日も暑い。そしてこのフェスは逃げ場(日陰)が少ないぞ・・・笑
この日の大トリPearl Jamは21時半から24時まででかなりの長丁場になることが予想されたので、16時着と遅めに会場に行きました。
やはり日陰がないぞ・・・
肝心のライブには辿り着いてませんがこんな感じなPinkpopの訪問記の1回目になります。ライブの感想はまた次回に・・・
海外夏フェス オランダ🇳🇱 Best Kept Secret 2022 その3
前回の記事から少し時間が空いてしまいました。先週はまさかのドイツ6年目にして初の日本出張がありましたが、久々に故郷に帰るのは良いものですね・・・
日本の生活とヨーロッパの生活、現在の環境下においてどちらが良いのか色々思うところはありますが、まあそんなつまらないことを考えるのは仕事の中だけにしよう。
さてオランダ🇳🇱のフェスBest Kept Secret紹介の3回目になります!早くも最終日です。
この日見たのは下記のミュージシャンになります。
・Black Midi
・Novastar
・Sampa The Great
・Wolf Alice
・King Gizzard & The Lizard Wizard
・Mura Masa
(トリのNick Cave & The Bad Seedsは体力が持たずその前に帰宅してしまいました。)
実はWolf Aliceが見たいというのがBest Kept Secretに来ることを決めた当初の目的だったんですが、Black Midiはもとい、King Gizzard & The Lizard Wizardという新しい発見があったのが大きい1日でした。
それでは参ります。
自然豊かなフェスらしくキャンプも可能ですが、僕は会場の外のホテルに宿泊しました。駐車場が近いので再訪も楽でよかったです。
本日は14時からのBlack Midiからスタート。
曲が結構わからない・・・と思ったら、2022年7月15日発売の3枚目のアルバムである「Hellfire」から半分近くやっておりました。そりゃわからんよ。
どうしてもBlack Midiを聴いてるとキング・クリムゾンが頭に浮かんでしまいます。随所に影響受けてるよね。
そう思ったらありました、「21st Century Schizoid Man」のカバー。なんかめっちゃ自然。良い。
どちらかというと「クリムゾン・キングの宮殿」より「太陽と戦慄」の方がBlack Midiのイメージに近い気もしますが。
Black Midiの曲からキング・キングクリムゾンを連想させるのはなんだろなーと考えてましたが、ドラムをやってた人間からするとスネアロールとミュートに似てると感じさせる部分があるのかなあと。
「John L」なんてそんな感じかなあ。これを4人とかでやってるのいいな。楽しそう。
3枚目のアルバムの曲はその前にあるアルバムに比べて格段に聴きやすいので、あれ?この曲Black Midiの曲?カバー?なんて思ったりしましたが、改めてアルバムを聴くとめっちゃBlack Midiなんですよね。
27 Questionsとかライブで初見で聴いたら途中は別の曲?って思いました。一曲の中に「エクスペリメンタル」と「いい曲」が混在している感じ。
そんなところで次へ向かいます。
Novastarというバンドを見ました。オランダ生まれのボーカルを擁するベルギーのバンドとな。ローカルなやつも良いですね。
次はSampa The Great、彼女はオーストラリアを拠点にしているザンビア出身のミュージシャンでだそうです。確か、ザンビア人でこのフェスに出演したのは初めてだと言っていました。
そういえば今年はオーストラリアのミュージシャンの出演が多かった気がしました。従来から多いけどオーストラリア出身と認識してなかっただけかもしれませんが。
バンドメンバー含めリズム感のレベルが段違いで超かっこよかったです。
そんなこんなで今日のお目当て、「Wolf Alice」に向かいます。
意外とライブ前から待っている人は少なそうです。
「Wolf Alice」は2021年の3枚目のアルバム「Blue Weekend」がすごく好みでハマってしまいました。
それまでは単純に女性ボーカルのオルタナバンドって印象だったのだけど、3枚目で一気に幅を広げたなあと。でなんとなくスマパンの影響を感じる気もしたり。オルタナってことなんですけどね。「Blue Weekend」は全曲PVがあるのも楽しいですね。
ライブそのものとは関係ないんですが、終演後にメンバー達が走って湖に飛び込んでいったのにめっちゃ笑ってしまった。
溺れてるわけじゃないけど救援ボートが来るシーンがシュールで、なんかイングランド人っぽい?シュールな笑いを狙ったのかなあとか思ってしまいました。
この番組のインタビューに飛び込む様が写っていますね笑
次のメインステージはKing Gizzard & The Lizard Wizardです。この辺りでまだ19時ごろですが、なんか疲れてきたというか翌日仕事だし早めに帰りたいというかで、ほぼほぼKing Gizzardが最後かなあという気はしていました。
正直あんまり知らなかったけどすごいバンドが居たものです!
さて、オーストラリアのミュージシャンはみんな60年代のヒッピー的な空気感があるような気がしますが、King Gizzard & The Lizard Wizardも古き良きロックバンド然とした風貌。
基本的にはサイケって感じですがメタルっぽい曲もあったりガレージっぽいのもあったりでジャンルごっちゃなバンドです。そしてなんと言っても多作。2010年からスタジオアルバムが20枚?どゆこと?1年に2枚のペース?
そして先日今年中に後3枚くらいアルバム出すの発表してたけどどゆこと?全く追いきれんぞ。
まあ観客がダイブするダイブする。前からも後ろからも人が降ってきましたが、後ろから突然来るのはちょっと困るよね笑
特にサイコーだったのは最後に演奏していた最新アルバム「Omnium Gatherum」の「The Dripping Tap」です。
2種類の動画があったので貼っておきます。ライブ版は早いのか14分で締まってて良いですね笑
「The Dripping Tap」の原曲はさらに長い18分の楽曲なんですが、まーこの長さに意味があるかどうかはちょっと置いといて、今回のライブではボーカルのステュ・マッケンジーがダイブして人の波を泳いで湖に飛び込んでいく流れがめっちゃ熱かったのです。(文字にするとイマイチかな、その場にいたらめちゃ興奮するけど。)
途中、延々と「Drip, drip from the tap don`t slip」と繰り返す間に湖にダイブして上裸のままステージに帰ってきます笑
この時の「行ったれー!」って感じは会場のみんなが心一つになった瞬間だったのではないでしょうか!
このライブの影響で「The Dripping Tap」は個人的2022年のベスト楽曲になったかも知れません。長いけど。
King Gizzard & The Lizard Wizardでめちゃくちゃ盛り上がって完全燃焼してしまいました。
その次は隣のステージのMura Masaを後方から見てましたが、予想通りかなり疲れてきたので、大トリはこれまたオーストラリアの「Nick Cave & The Bad Seeds」だったのですが見ないで帰ることに決定。
帰った後にインスタで熱狂のステージ写真を見たら後悔しましたが・・・また次の機会に!
ちょうど段々と日が暮れるオランダの田舎風景を後に帰宅します。
Best Kept Secret、良いフェスだったと思うのでまた行ってみたいですね!
海外夏フェス オランダ🇳🇱 Best Kept Secret 2022 その2
前回に続き、Best Kept Secretの紹介になります。
前回はライブそのものに行きつきませんでしたが・・・Best Kept Secret 2日目、6/11(土)に見たラインナップは下記です。
・Big Thief
・Fontaines D.C.
・Metronomy
・Beach House
あまり移動せず、隣同士のOneとTwoのステージを行き来していました。
まずは一組目のBig Thiefですが、前述の遅刻により途中からしか見れませんでした・・・
聴きたかった「Not」にギリギリ間に合ったので良かったです。なんとそのものの映像があったので貼っておきます。
ボーカルのエイドリアン・レンカーが出だしで歌詞を忘れちゃってたのですね。駆けつけたちょうどその時だったので全然気づいておりませんでした。
USのインディーロックバンドですが、最近この手のジャンルは聞いてなかった気がするので新鮮です。
グラミー賞にもノミネートされてたんですね。音楽的には守備範囲なはずなのにあんまり気にしてなかった。そういうバンドに気付けるのもフェスの醍醐味ですね〜
実は今回のフェスの大きな目的の一つは、次のアイルランドのポストパンクバンド、「Fontaines D.C.」でした。
ポストパンクは個人的に好きな傾向ではあるけどなかなかハマりきらない。そんなジャンルですが、Fontaines D.C.はすごく好きです。
ソリッドで無機質なサウンドの中にもキャッチーな部分があって聴きやすいからでしょうか。「Boys in the Better Land」なんてめっちゃ聴きやすいし。そういえば「Liberty Belle」やってなかったな。
あんまり現在の音楽シーンとか無頓着でよくわからないんですが、IdlesやDry Cleaningなど新しめなポストパンクバンドが出てきている印象なので、ジャンルとしての人気が盛り上がってきているのでしょうか?
ポストパンク繋がりだとSavegesとかIceageとか最近聴いてなかったので、このバンド達も久々に聴いてみよっと。
想像通り、ボーカルのグリアン・チャッテンはいい意味でポストパンクらしい抑揚のないボーカル、クールで男臭い感じがして良いですね。そんな硬派な印象のライブですが、ギターの髪色派手だな笑
ライブが終わって隣のステージに移動します。ステージ同士が近いのはほんとに楽ですね。ほぼ隣だけど基本的に交互にやるので隣のライブの邪魔にもなりません。
次はMetronomy!
思えばコロナ前の2019年に行った夏フェスでもMetronomyを見たので、コロナ前最後に行ったフェスと最初に行ったフェスで見ることになるとは感慨深いです。ほぼ3年ぶりでした!
Metronomyは「The Bay」「The End of You Too」「Love Letters」と、聴きたい曲はみんなやってくれました。
初期のエレクトロ・ニューウェイブ的な楽曲から最近のメロウなインディー的な楽曲まで、曲によって担当パートが変わるので違うバンドを見ているようで楽しいです。
個人的にはエレクトロ・ポップ的な曲の多い「The English Riviera」が好きなので、「The Look」もやってくれるのは嬉しいですね!
そんなところで今日の本命に移ります。
本命のストロークスは22時15分からでしたが、6月はヨーロッパでは最も日が長い月なので、22時辺りでもこの明るさです。ちなみ8月中旬の現在は夜9時でも日が沈んできており、これから暗黒の冬へとまっしぐらかと思うと毎年のことですが重たい気分になってきます。
それはさておき、さすが本日のラインナップでも圧倒的に知名度が高いと思われるストロークス、人の集まりが段違いです。
始まるころになるとさすがに日も暮れてきました。
当たり前ですがストロークスは最近の作品である「The New Abnormal」が中心のセトリでした。
このアルバムが出た時はコロナ第一波のロックダウン中で一番精神的にきつい時でした。その時はなんか期待していた感じと違う、なんて思ってましたけど今は気に入ってます。
ストロークスのアルバムって最初地味に感じるんですけど、なんだかんだ好きになってるんですよねー。昔知人が「壁みたいな音楽」と評してましたが、まあ言いたいことはわかるんだけどそれが心地良くなってくるのよね。たぶん。
ちなみに一番好きなアルバムの「Comedown Machine」からは一曲もやりませんでした。残念!
アンコールは「Ode to the Mets」でしたが、欲を言えば最後はブチ上げて終わって欲しかったかな笑
そんな感じで個人的夏フェスのシーズンの1日目は終了。フェスでライブが終わった後のステージの絵がすごく好きだったりします。なんか感動してしまう。
この後Beach Houseも見たんですが、ストロークスの余韻かあんまり記憶に残ってないという。ちょっと疲れていたので前にも行かず後ろからぼーっと眺めていました。ドリームポップ系のバンドも久々です。自分でバンドやってた時は好んで聴いてたと思うのだけどね。
小腹が空いたので何か食べたいと思ったらなんと日本食のお店がありました!
このお店は別のフェスでも発見したのですが、名前を確認してくるのを忘れてました・・・店員さん達は基本的には日本人の方々だったと思います。
唐揚げすごく美味しかったです!
こんな感じでオランダのフェス、「Best Kept Secret 2022」について記事を書いてみました。
フェスの会場を後にするのはいつだって悲しいけども、今回はまた翌日もあります。それではまた明日!という心持ちで帰宅。続きはまた近いうちに。
海外夏フェス オランダ🇳🇱 Best Kept Secret 2022 その1
2022年はおよそ3年ぶりに、コロナの長い長い冬の期間を明けようやくヨーロッパにもライブとフェスが戻ってきました。
ライブフリークの私にとっては本当にこの期間辛かったです・・・
この期間、学生時代はホームのようにしていたライブハウスがやり玉に上がって批判されたりしていたのを見るのもキツかった。もちろん当事者の方々は比べ物にならないほど大変だったと思いますが・・・
しかし、そんな長い冬の期間もなんとか明けてきたので、今年は出来る限りライブに行こうと決心しました!(多分ヨーロッパもそんなに長くないだろうし)
やはりヨーロッパといえば日が長い夏の期間が最高(その代わり冬は最悪)なので、近場の夏フェスをいくつか行ったので、記憶が新しいうちに記録したいと思います。
今年リストアップしたフェスは、6〜7月に開催されたオランダ🇳🇱の3つのフェス。
・Best Kept Secret
・Pink Pop
・Down The Rabbit Hole
ドイツに住んでるのにオランダなんかい!という感じですが、僕が住んでいるのはドイツの西のデュッセルドルフなので、ドイツの主要都市の多くよりオランダの方がアクセスが良かったりします。
チョイスした3つのフェスはどれもオランダの東または南で開催されているので、デュッセルドルフからは車で1〜2時間で行くことができます。
今回は第一弾として、Best Kept Secretというフェスを紹介したいと思います。
まずは場所ですが、デュッセルドルフからは約150km。エイントホーフェン(Eindhoven)を通過し、その先のティルブルフ(Tilburg)という街の郊外にあるBeekse Bergenという動物園の道路挟んで反対側で開催されます。
普段このスペースが何に使われているのかよく知らないですが、、、湖があって綺麗な場所です。このフェスはステージ脇に湖があるのが特徴の一つだと思います。
2022年は6月10日金曜から6月12日の日曜までの3日間の開催でした。もう2ヶ月も経っているのかー
ヨーロッパのこのあたりのフェスは特に6月に集中している印象です。
僕は土日の二日間に行きました。ヘッドライナーそれぞれはALT-J、ザ・ストロークス、Nick Cave & The Bad Seedsでしたね。
このフェスは駐車場の場所が少しわかりにくくてちょっと遅刻してしまいました笑
動物園側の駐車場は少し行った時間が遅かったのかしまっており、会場側の駐車場に行けと言われたのですが、入り方を間違えてランドアバウトを何度かぐるぐる・・・
結論としてはLeisenwegの方に行けばよかったわけですが、来た道を戻ってしまいました。よく見ると案内が書いてあったんだけど・・・笑
気を取り直して会場へ向かいます。
チケットとリストバンドを引き換えますが、受付がなんかさらっとしてます笑
ここまで駐車場から歩いて10分ほどなので、アクセスは良いと思います!
オランダらしくチャリの山!みんなどこからチャリでくるんでしょう?ティルブルフからなら7kmくらいなのでチャリで来るくらいがちょうど良いのかな。
人の流れに沿って会場に向かいます。林の中を進んでいくので、見た通り都市型フェスではなく自然の中の野外フェスですね。
入り口に着きました。こちらもなんかあっさり・・・?
ちなみに入り口の外に野外ロッカーがありました。使わなかったですが、荷物があっても安心ですね。
メインエントランス付近のテントステージThe Secretで、この日Kikagaku Moyoのライブがあったんですよね。見たかったんですがストロークスと被ってたのでそっちを優先・・・日本のバンドで出演していたのは彼らだけだと思います。
エントランス付近から湖越しに見えるメインステージ。テンション高まってきますね。
会場の地図はご覧の通り。ほぼ一本道なのですごく回りやすいです。
さらに進んでいくと、湖沿いのテントでDJパーティしていたり・・・
文字通り、「One」という名前のメインステージ
その奥に「Two」という名前のテントステージがありました。名前が分かり易すぎる。
One、Twoのステージ脇は飲食店が並んでいます。
そう、これだよこれ!この景色を求めていたんだ。なんともハッピーでボヘミアンな雰囲気。夏フェスに来たんだなあと実感し泣きそうになりました笑
今年のヨーロッパはかなり暑いですが、日陰が多く休める場所があるのも良いですね。
日本の方から見ると異様かもしれませんが、誰もマスクはしていません。まあ野外だしね・・・(屋内のライブではマスクしてる人はいます)
この通り、湖がめちゃくちゃ近く、どうやら浅そうなので中に入ったりして遊んでる人もいますね。
メインステージ付近の物販エリアにはレコードショップも・・・素晴らしいです。
さて、肝心のフェスの中身に全然触れずにここまできてしまいましたが、、、、長くなりそうなので本編のまとめは次回にします。
ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑦ 世界遺産ライン渓谷中流上部 バッハラッハ〜周辺古城
ドイツのライン川下りならぬ上りの紹介の続きを書きます。前回は主にローレライとシェーンブルク城の紹介でした。
今回はさらに南下しバッハラッハという町を目指します。ここはあんまり日本のガイドには載ってないかも?しれません。そんなこと言ってる私はドイツ生活5年目半ばの2022年初頭にして初めて訪れました。
この町の山上には古城ホテルならぬ古城ホステル!のシュタールエック城(Burg Stahleck)もあり、麓の町には伝統的なドイツらしい木組の家が立ち並び、そして白ワインの産地!とライン川沿いの観光スポットの一つになっております。
僕は車で行きましたが、電車のアクセスもよいと思います。コブレンツからRE2で30分、フランクフルトからも同じくRE2で1時間12分で来れるようです。
現在ドイツは8月末まで在来線乗り放題の9ユーロチケットがあるので、時間に余裕があればはるばる電車の旅も良いかと思います。まーDB(ドイチェバーン)の電車の遅れはすごいので車がある人は車で行った方がいいかもしれませんが・・・
デュッセルドルフからもコブレンツまで1時間45分+30分ってとこですかね。電車が時間通りくれば笑(最近はイタリアの鉄道よりよっぽどDBの方がひどいんじゃないかと思いました)
バッハラッハ(Bacharach)
町に中心部から行くと、一度「Steeger Tor」という城門をくぐって街の外に出ます。
町の外側から見た写真ですが、この門の左脇の道を登って行きます。
このエリアらしく斜面はぶどう畑になっていますね。この写真は冬なので葡萄はなってないです。途中に塔がありますが、冬場は閉まってて登れませんでした。
ちなみに夏場はこんな感じで葡萄がなってますね。やはり訪問するなら夏がおすすめです!
だいぶ登ってくるとよさそうな感じの眺めになってきます。
ジャーン!
めちゃくちゃ逆光ですけどシュタールエック城も確認できます。
↓こちらは別の日に撮った写真。
シュタールエック城が良い感じで撮れました。
もう少し高台に登ってみました。あんまり変わらないじゃないかと言われるかもですが、若干川幅が変わっています笑
右側には教会の廃墟もあります。廃墟の方が古そうですが、こちらは1294年に建てられた「Wernerkapelle」で、左の新しそうで見るからに街のシンボルな教会が1100年造のSt. Peter教会のようです。
この写真だと斜面が葡萄畑になってるのがよくわかりますね。
さて景色を楽しんだところで町に降りましょう!
先ほどのSt. Peter教会の前に来ました。教会の周りは木組の家ばかりです。こんなに保存状態が良く綺麗に残っているのは珍しいのではないでしょうか?
奥の家はその名も古い家で「アルテス・ハウス(Altes haus)」です。
ドイツの白ワインToni Jost
ここに訪問したわけではないですが、お土産にスーパーで鶏のマークの「Toni Jost」の白ワインを買って帰ったら美味しかったです。その後いろんなところで見かけたし、バッハラッハの街中にワイナリーがあるようなので行ってみたいですね。
これらは町の外から見るシュタールエック城。
さてここからは次の目的地までの道中にあるお城をさらっと追って行きます。
フリュステンベルク城址(Ruine Burg Fürstenberg)
このお城は外観見ただけですが、綺麗に葡萄畑に囲まれている様がライン川のドイツの風景値う感じで良いですね!
ハイム城(Heimburg)
ハイム城はNiederheimbachという(ちょっと寂れてる・・)駅の目の前にある城です。
こちらも外から見ただけですが、麓の街と共にフラっと止まりたくなる街です。
ゾーネック城(Burg Sooneck)
ゾーンエック城は山の中にある本格的なお城だと思います。ライン川沿いの古城は中に入れないところも多いですが、ここはお城の中を博物館として開放しているので訪問可能です。行ったら終わってたので外観だけですが・・・笑
このお城もフランス軍によって破壊され廃墟化したようです。ライン川のお城は結構フランス軍の攻撃を受けてますよね。
17世紀から第一次世界大戦まではこのライン川がドイツとフランスの国境となっていたようなので、両国の防衛ラインとして長い間攻防が繰り広げられてたんでしょうかね。
ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑥ 世界遺産ライン渓谷中流上部 ローレライ〜シェーンブルク城〜周辺古城
前回はサンクト・ゴアの街の周辺、ラインフェルス城や猫城のあたりを巡りました。
今回はそんなサンクト・ゴアから2キロくらい、ほんの少しですが移動して、誰もが聞いたことであるだろう「ローレライ」に向かいます。聞いたことはあるけどよく内容を知らない「ローレライ」を調べながら。
全然関係ないけどフジロック2022のYoutubeの中継をみながらこの記事を書いてますが、今となっては日本最後の年の2015年以来行ってないのでそろそろ来年あたりは行きたいなあ・・・
Loreley(ローレライ)
ローレライはこの岩山、そして岩山にいるとされる妖精の伝説を呼ぶそうです。
下流の方を見ると、前回の猫城が見えます。
さっそくローレライの岩山をよく見るために展望台に向かいましょう。
ローレライの妖精の伝説ですが、ハインリッヒ・ハイネ(Heinrich Heine)の詩が有名なのですね。ハイネはデュッセルドルフ生まれなこともあり目にする機会が多いので、そのつながりでも聞いたことある気がします。
ドイツに来るにあたって購入した「ハイネ詩集」にも当然載っており、ローレが妖魔、ライが岩山を意味するそう。でもWikipedia先生には、ローレライは古ドイツ語の「Luen(見る、潜む)」と「Ley(岩)」に由来するとありますね。ローレの語源はどちらが正しいんだろう?また調べてみよう。
伝承に話を戻しますと、このローレライ付近は難所で事故が多かったようで、ローレライの妖精が船乗りを誘惑し、船を転覆させるという伝説になったようです。こわ。
急カーブ具合ではボッパルトの方が急じゃないか?と思ったけど、どうやらかつてはこの辺りが一番狭かったようで、何度も拡張工事が行われて今に至るそうです。
ハイネの詩にズィルヒャーが曲をつけた歌曲が特に有名で、展望台には記念プレートもありました。右からハイネとズィルヒャー、そしてブレンターノも載ってます。1801年のブレンターノの詩にローレライが岩山からライン川に身を投げ妖精になるまでを描かれているそうなので、こちらが伝承の元になったみたいですね。
↓ジルヒャー作曲の「Die Loreley」
長閑で穏やかなメロディに怖い歌詞が乗ってますね・・・笑
妖精が美しい歌声で誘惑するという伝説に則ってるんでしょうね。
そういえば、個人的に「ローレライ」って初めて聞いたのは小学生くらいの頃に聴いたラルクの曲だったと思います。
歌詞の意味は全く考えてなかったけど、今思うとローレライ伝説を意識してそうですね。てかサビの歌詞、「ローレライ ルラララライ ララライ」だと思ってた・・・笑
次のスポットに行く前に対岸のローレライの麓もよって行きます。
ここはちょっと寄っただけ。急カーブというのは現代の姿においてもよくわかる気がします。それでは次のスポットに向かいます。
Oberwesel Schönburg(オーバーヴェゼルのシェーンブルク城)
ローレライから5キロほど移動すると、塔とその先に城、手前の民家に「Oberwesel」と書かれているのが見えてきます。
この塔の前のライン川も結構なカーブですね。
ライン川の上流側にシェーンブルク城が見えますが、実は入ったことがありません!
このシェーンブルク城はライン川の古城ホテルの中でも一番有名じゃないかな?と思います。なかなか良いお値段するので行ったことないですが、日本に帰る前には一回泊まってみたいなーと思いますね。
というわけでシェーンブルク城それ自体の紹介はできないので、お城がよく見える展望台に向かいたいと思いますが、その前にドイツのライン川と言ったら白ワイン!ということで麓にあるワイナリー「W. PERSCH」にてワインを買いました。こちらもワイナリーでもあり、宿泊施設でもあるようですね。車だといっぱい買って帰れるから良いです。
ワイナリーのあたりから見えるシェーンブルク城
こちらは展望台へ向かう途中?から見た風景だったと思います。
↓次はおすすめの展望台
こちらは展望台からの風景。ライン川とシェーンブルク城が一望することができます。車じゃないと来るのは難しいと思われ、細い山道をハラハラしながら運転してくるだけの価値はあると思います。(高所恐怖症なので)
こちらは夕焼け時に一眼レフで撮った写真。だいぶ雰囲気変わりますね。
こちらは下流側。先ほどの塔も見えます。
さて、今いるラインラント=プファルツ州の個人的なイメージは「ライン川」と「山」なんですよね。ドイツって比較的山が少ない気がしてますが、この州は多い印象です。
ドイツの代表的フェスの「ロック・アム・リング」もこの州で、ここから1時間ほどで開催されますが、大自然の中で行われるので6月なのにめちゃくちゃ寒かったです。(半袖で行ったのが間違いではあったが)
そんなところはフジロックに似てるかなあと勝手に感慨にふけっております。
話を戻しまして、展望台から麓に戻る道の風景はこんな感じです。
山!と急斜面の葡萄畑!この山肌にぶどう畑が広がる風景はドイツならではかと思います。自分はすっかりこの風景が気に入ってるので、ライン川とセットで見にきてほしいですね。
それではおまけに次回の目的地に向かう途中に通り過ぎるお城。
グーテンフェルス城(Burg Gutenfels)とプファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)
オーバーヴェゼルからバッハラッハに向かう途中に2つのお城を通り過ぎます。
丘の上に見えるのがグーテンフェルス城で、
ライン川に浮かぶのがプファルツ城
この湖に浮かぶプファルツ城の風景は有名なようで、みんな車を止めて写真を撮っていました笑
さて、この二つのお城については内容薄すぎますが、色々書いてたら長くなってしまったので今日はこの辺で。
ハリーポッターロケ地巡り(2)🇬🇧🏴スコットランド②
ハリーポッターのロケ地巡りが趣旨ですが、前回はあまり触れていなかったので、今回はメインどころから始めたいと思います。
グレンフィナン(Glenfinnan)
こちらが今回の記事の目的地、ハリーポッターのロケ地となっているグレンフィナンです。スコットランドの首都エディンバラから車で約3時間(約260km)のドライブ・・・実際はグラスゴーやグレンコーを経由しつつ、キルカーン城や色々展望台によってきたのでのんびりと時間をかけてやってきました。
こんな感じの道を通って。ファンタジーの世界でしょ?
グレンフィナンについたら駐車場に車を停め展望台に行きます。展望台から目の前に広がるシエル湖(Loch Shiel)の眺めはホグワーツ校の前の湖、黒い湖「ブラックレイク」のモデルになっているようです。
前にも言ったけど、この辺の雰囲気すごく好きですねー。さすが色々な映画で使われてますね。
湖手前に見えるのはグレンフィナンの記念碑。
湖の反対側はグレンフィナン高架橋。こちらも何度も映画に出てきてますね。ホグワーツに向かう列車のシーンは誰もがワクワクしながら見ていたことでしょう!
時間もなかったのでこのアングルからしか見れてないのが残念。
このウエスト・ハイランド鉄道の蒸気機関車のジャコバイト号が走る絵が有名だと思います。(見れてないけど)
このスポットに行けばいい感じの写真撮れたんだろうか。
そんな感じでロケ地巡りは終了笑、北に向かいます。次の目的地はかの有名なネス湖!(ってか、ああ、ネス湖ってスコットランドにあるんだ、って思いました笑)
その前に例によって休憩がてら見晴らしの良い場所に寄ります。
よく調べてませんがここはWWⅡの記念碑だろうか。
以下は道中の写真
長閑な光景に羊!ここまではイングランドでも見ると思いますが、何やら黄色い花が咲いてます。この風景はスコットランドの景色としてかなーり印象に残っています。この花はハリエニシダというそうです。
ネス湖(Loch Ness)
最終的な目的地はネス湖の北の街インヴァネス(ネス湖の河口の意)だったのですが、今回はここまで。
ネス湖はイギリス最大の淡水湖らしいです。淡水湖とは・・・?水中に含まれている塩類が1リットルあたり0.5グラム以下の湖だそうな。昔習ったような。。。
ネッシーには出会えませんでしたが、巨大な湖ぞいの古城(アーカート城)というフォトジェニックな風景が見れるのでぜひ寄った方が良いです。ネッシーって遡れば565年に記述があるそうです。そんな昔から伝説があるのか。
長くなってしまうので今回のところはエディンバラに戻ります。
エディンバラ再び
エディンバラに戻り、市内中心部から丘を登ってエディンバラ城に向かいます。
よく頭の上に鳥がとまってますね笑
今回はスコットランド国立美術館のそばを通りつつ登って行きました。
スコットランドの独特な風景はこの城の存在感が大きいと思いました。中心部にお城がある街、好きです。チェコのプラハとかハンガリーのブタペストもいいですね!
そういえば、この時は運良く衛兵交代式も見ることができました。
大概お城は丘の上にありますが、この丘の上にも街が広がります。
お、これはアダム・スミス大先生の像。
The Elephant House
このカフェはなんなのかというと、ハリーポッターの作者J・K・ローリングが「賢者の石」を書いていたカフェです。毎日朝から晩まで同じ席で書き続けたそうな。これぞ聖地巡礼にふさわしい。
ここに持ってくためにエディンバラに戻ってきて、エディンバラ城付近にきたわけですね。ただ〜し、時間がなく中に入ってないので外観の写真のみです。なんとも中途半端な紹介・・・
そしてなんと、ホームページを見たら火事があったらしく現在クローズ中とありました・・・無事再開してほしいですね。
以下はおまけです。
市街中心部から見るエディンバラ城、4月に行ったので桜も咲いています。
お次はエディンバラ市街が一望できる丘へ。
ちょっと登るのに体力使った記憶もありますが、やはり高台からの眺めは良いですね!素晴らしい眺めです。
こんなところで今回は終わり。あんまりタイトルの内容に沿った内容じゃなかったかもしれませんが。。笑