bstsry63のブログ

旅や音楽のアレコレと聖地巡礼を写真と共に綴ります。

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑥ 世界遺産ライン渓谷中流上部 ローレライ〜シェーンブルク城〜周辺古城

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前回はサンクト・ゴアの街の周辺、ラインフェルス城や猫城のあたりを巡りました。

今回はそんなサンクト・ゴアから2キロくらい、ほんの少しですが移動して、誰もが聞いたことであるだろう「ローレライ」に向かいます。聞いたことはあるけどよく内容を知らない「ローレライ」を調べながら。

全然関係ないけどフジロック2022のYoutubeの中継をみながらこの記事を書いてますが、今となっては日本最後の年の2015年以来行ってないのでそろそろ来年あたりは行きたいなあ・・・

 

Loreley(ローレライ

ローレライはこの岩山、そして岩山にいるとされる妖精の伝説を呼ぶそうです。

下流の方を見ると、前回の猫城が見えます。

さっそくローレライの岩山をよく見るために展望台に向かいましょう。

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ローレライの妖精の伝説ですが、ハインリッヒ・ハイネ(Heinrich Heine)の詩が有名なのですね。ハイネはデュッセルドルフ生まれなこともあり目にする機会が多いので、そのつながりでも聞いたことある気がします。

ドイツに来るにあたって購入した「ハイネ詩集」にも当然載っており、ローレが妖魔、ライが岩山を意味するそう。でもWikipedia先生には、ローレライは古ドイツ語の「Luen(見る、潜む)」と「Ley(岩)」に由来するとありますね。ローレの語源はどちらが正しいんだろう?また調べてみよう。

伝承に話を戻しますと、このローレライ付近は難所で事故が多かったようで、ローレライの妖精が船乗りを誘惑し、船を転覆させるという伝説になったようです。こわ。

急カーブ具合ではボッパルトの方が急じゃないか?と思ったけど、どうやらかつてはこの辺りが一番狭かったようで、何度も拡張工事が行われて今に至るそうです。

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ハイネの詩にズィルヒャーが曲をつけた歌曲が特に有名で、展望台には記念プレートもありました。右からハイネとズィルヒャー、そしてブレンターノも載ってます。1801年のブレンターノの詩にローレライが岩山からライン川に身を投げ妖精になるまでを描かれているそうなので、こちらが伝承の元になったみたいですね。

↓ジルヒャー作曲の「Die Loreley」

長閑で穏やかなメロディに怖い歌詞が乗ってますね・・・笑

妖精が美しい歌声で誘惑するという伝説に則ってるんでしょうね。

そういえば、個人的に「ローレライ」って初めて聞いたのは小学生くらいの頃に聴いたラルクの曲だったと思います。

歌詞の意味は全く考えてなかったけど、今思うとローレライ伝説を意識してそうですね。てかサビの歌詞、「ローレライ ルラララライ ララライ」だと思ってた・・・笑

次のスポットに行く前に対岸のローレライの麓もよって行きます。

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こはちょっと寄っただけ。急カーブというのは現代の姿においてもよくわかる気がします。それでは次のスポットに向かいます。

 

Oberwesel Schönburg(オーバーヴェゼルのシェーンブルク城)

ローレライから5キロほど移動すると、塔とその先に城、手前の民家に「Oberwesel」と書かれているのが見えてきます。f:id:bstsry63:20220224080519j:plain

この塔の前のライン川も結構なカーブですね。

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ライン川の上流側にシェーンブルク城が見えますが、実は入ったことがありません!

このシェーンブルク城はライン川古城ホテルの中でも一番有名じゃないかな?と思います。なかなか良いお値段するので行ったことないですが、日本に帰る前には一回泊まってみたいなーと思いますね。

というわけでシェーンブルク城それ自体の紹介はできないので、お城がよく見える展望台に向かいたいと思いますが、その前にドイツのライン川と言ったら白ワイン!ということで麓にあるワイナリー「W. PERSCH」にてワインを買いました。こちらもワイナリーでもあり、宿泊施設でもあるようですね。車だといっぱい買って帰れるから良いです。

ワイナリーのあたりから見えるシェーンブルク城

こちらは展望台へ向かう途中?から見た風景だったと思います。

↓次はおすすめの展望台

こちらは展望台からの風景。ライン川とシェーンブルク城が一望することができます。車じゃないと来るのは難しいと思われ、細い山道をハラハラしながら運転してくるだけの価値はあると思います。(高所恐怖症なので)

こちらは夕焼け時に一眼レフで撮った写真。だいぶ雰囲気変わりますね。

こちらは下流側。先ほどの塔も見えます。

さて、今いるラインラント=プファルツ州の個人的なイメージは「ライン川」と「山」なんですよね。ドイツって比較的山が少ない気がしてますが、この州は多い印象です。

ドイツの代表的フェスの「ロック・アム・リング」もこの州で、ここから1時間ほどで開催されますが、大自然の中で行われるので6月なのにめちゃくちゃ寒かったです。(半袖で行ったのが間違いではあったが)

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そんなところはフジロックに似てるかなあと勝手に感慨にふけっております。

話を戻しまして、展望台から麓に戻る道の風景はこんな感じです。

山!と急斜面の葡萄畑!この山肌にぶどう畑が広がる風景はドイツならではかと思います。自分はすっかりこの風景が気に入ってるので、ライン川とセットで見にきてほしいですね。

それではおまけに次回の目的地に向かう途中に通り過ぎるお城。

 

グーテンフェルス城(Burg Gutenfels)とプファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)

オーバーヴェゼルからバッハラッハに向かう途中に2つのお城を通り過ぎます。

丘の上に見えるのがグーテンフェルス城で、

ライン川に浮かぶのがプファルツ城

この湖に浮かぶプファルツ城の風景は有名なようで、みんな車を止めて写真を撮っていました笑

さて、この二つのお城については内容薄すぎますが、色々書いてたら長くなってしまったので今日はこの辺で。

ハリーポッターロケ地巡り(2)🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド②

脱線しまくるスコットランド旅行記の続きを書きます。

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ハリーポッターのロケ地巡りが趣旨ですが、前回はあまり触れていなかったので、今回はメインどころから始めたいと思います。

 

グレンフィナン(Glenfinnan)

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こちらが今回の記事の目的地、ハリーポッターのロケ地となっているグレンフィナンです。スコットランドの首都エディンバラから車で約3時間(約260km)のドライブ・・・実際はグラスゴーやグレンコーを経由しつつ、キルカーン城や色々展望台によってきたのでのんびりと時間をかけてやってきました。

こんな感じの道を通って。ファンタジーの世界でしょ?

グレンフィナンについたら駐車場に車を停め展望台に行きます。展望台から目の前に広がるシエル湖(Loch Shiel)の眺めはホグワーツ校の前の湖、黒い湖「ブラックレイク」のモデルになっているようです。

前にも言ったけど、この辺の雰囲気すごく好きですねー。さすが色々な映画で使われてますね。

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湖手前に見えるのはグレンフィナンの記念碑。

湖の反対側はグレンフィナン高架橋。こちらも何度も映画に出てきてますね。ホグワーツに向かう列車のシーンは誰もがワクワクしながら見ていたことでしょう!

時間もなかったのでこのアングルからしか見れてないのが残念。

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このウエスト・ハイランド鉄道の蒸気機関車のジャコバイト号が走る絵が有名だと思います。(見れてないけど)

このスポットに行けばいい感じの写真撮れたんだろうか。

 

そんな感じでロケ地巡りは終了笑、北に向かいます。次の目的地はかの有名なネス湖!(ってか、ああ、ネス湖ってスコットランドにあるんだ、って思いました笑)

その前に例によって休憩がてら見晴らしの良い場所に寄ります。

よく調べてませんがここはWWⅡの記念碑だろうか。

以下は道中の写真

長閑な光景に羊!ここまではイングランドでも見ると思いますが、何やら黄色い花が咲いてます。この風景はスコットランドの景色としてかなーり印象に残っています。この花はハリエニシダというそうです。

 

ネス湖(Loch Ness)

最終的な目的地はネス湖の北の街インヴァネスネス湖の河口の意)だったのですが、今回はここまで。

ネス湖はイギリス最大の淡水湖らしいです。淡水湖とは・・・?水中に含まれている塩類が1リットルあたり0.5グラム以下の湖だそうな。昔習ったような。。。

ネッシーには出会えませんでしたが、巨大な湖ぞいの古城(アーカート城)というフォトジェニックな風景が見れるのでぜひ寄った方が良いです。ネッシーって遡れば565年に記述があるそうです。そんな昔から伝説があるのか。

長くなってしまうので今回のところはエディンバラに戻ります。

 

エディンバラ再び

エディンバラに戻り、市内中心部から丘を登ってエディンバラ城に向かいます。

よく頭の上に鳥がとまってますね笑

今回はスコットランド国立美術館のそばを通りつつ登って行きました。

スコットランドの独特な風景はこの城の存在感が大きいと思いました。中心部にお城がある街、好きです。チェコプラハとかハンガリーのブタペストもいいですね!

 

エディンバラ城

そういえば、この時は運良く衛兵交代式も見ることができました。

大概お城は丘の上にありますが、この丘の上にも街が広がります。

お、これはアダム・スミス大先生の像。

 

The Elephant House

このカフェはなんなのかというと、ハリーポッターの作者J・K・ローリングが「賢者の石」を書いていたカフェです。毎日朝から晩まで同じ席で書き続けたそうな。これぞ聖地巡礼にふさわしい。

ここに持ってくためにエディンバラに戻ってきて、エディンバラ城付近にきたわけですね。ただ〜し、時間がなく中に入ってないので外観の写真のみです。なんとも中途半端な紹介・・・

そしてなんと、ホームページを見たら火事があったらしく現在クローズ中とありました・・・無事再開してほしいですね。

 

以下はおまけです。

 

市街中心部から見るエディンバラ城、4月に行ったので桜も咲いています。

 

お次はエディンバラ市街が一望できる丘へ。

ちょっと登るのに体力使った記憶もありますが、やはり高台からの眺めは良いですね!素晴らしい眺めです。

こんなところで今回は終わり。あんまりタイトルの内容に沿った内容じゃなかったかもしれませんが。。笑

ハリーポッターロケ地巡り(2)🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド①

ハリーポッターのロケ地の紹介の続きを書きたいと思います。前回は一番有名かと思われるイングランドのオックスフォードでした。

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今回は同じイギリス(UK)内でも別の国のスコットランドに行きたいと思います。

まずは首都のエディンバラ

 

スコットランドエディンバラといえば音楽好きとしては映画の「Trainspotting」が印象的かと。なんか荒廃していて薬中いっぱいで怖いイメージ笑。実際のところ、住んだことがないのでよくわかりませんが、観光する上ではまず問題ないかと。そしてTrainspottingといえばイギー・ポップの「Lust for life」

主題と関係ないですが、先月家の近くにイギー・ポップが来たので見に行きました。初。

もう75歳らしいけどパワフル過ぎました。ライブでのLust For Lifeは曲の入りが「T2 Trainspotting」のThe Prodigy Remixでしたね。

「T2 Trainspotting」で使用されているUKバンドのWolf AliceのSilkも大好きです。個人的に、ギタボのエリー・ロウゼルが美しすぎる。

先月そこそこ近場のフェス「Best Kept Secret」に来ていたので見に行きました。

ライブ終了後走って隣の湖に飛び込んで行ったのが面白かったです。

さて、本題に戻ります・・・

 

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エディンバラ空港につき、市街へ向かいます。

 

エディンバラ

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行きのエディンバラの滞在は短く、車を借りてハリーポッターの景色を求めて郊外に出かけました。ハリーポッター関係ないのも含みますが、行った順に振り返ります。

その前に、到着した日の夜に行ったレストランを紹介します。

 

Cafe Royal

あんまり気にしてませんでしたが、スコットランドは海や湖に囲まれているだけあって魚介類が豊富です。所詮イギリス(失礼!)と侮ってましたが、結構美味しいです・・・

エディンバラで海鮮ならこのお店はおすすめですね!

 

インバーベッグ(Inverbeg)

ここは特に思い入れないですが、休憩がてら寄りました。とにかく湖が多く、茶色い山と湖との風景が新鮮というか見たことない類のものでした。スコットランドってこういう風景なんだなーと。

 

キルカーン城(Kilchun Castle)

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湖×城、スコットランドの風景って感じでしょうか。ドイツだと川×城かな、それも好きだけど。しかしこの国は肌色とか茶色の風景が多そうですねえ。

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全体的に長閑な風景が続きます。

 

Loch Tulla Viewpoint

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その名の通り、トゥラ湖を見渡せる展望台です。

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先ほどから似たような風景のような気がしますが、だんだんスコットランドの自然と風景にはまってきてしまいました。個人的経験からすると、アメリカでグランドサークルを回った時の感じに近いです。

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さて段々とより邪悪な感じになってきました。ドラクエに出てきそうな、ファンタジーな風景です。

 

Kingshouse Hotel

このホテルには特に思い入れないですが、この辺りがグレンコー渓谷の付近のようです。

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実際にグレンコーそのものの場所がどこだったのかはよくわかりませんでしたが(ずっと運転しててよく地図見てなかった)、個人的にこの風景は好き過ぎました。ヨーロッパに来てから初めての感覚です。広大で何もない、壮大な風景・・・

地図上のグレンコーはもう少し先だったようです。

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そもそもこの記事はハリーポッター聖地巡礼な訳ですが、やっと多少テーマに辿り着きました。グレンコーは「炎のゴブレット」の撮影地として有名です。

スコットランド関連でやたらグレン(Glen)って聞くなあと思いましたが、スコットランドゲール語で「谷」「峡谷」の意味だそうで、まさにそのままですね。言わずもがなスコッチの名前にも多いですね、グレンリベットとかグレングラントとかグレンフィディックとかグレンモーレンジとか・・・

スコットランドと言ったらエディンバラグラスゴーに行く人が多いと思いますが、足を伸ばして自然を感じられる場所にぜひ行ってほしいと思っています。すごく良いです。

全然ロケ地巡ってないけど今回はこの辺で・・

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川⑤ 世界遺産ライン渓谷中流上部 サンクト・ゴア〜ラインフェルス城〜猫城

コブレンツ、そして前回のボッパルトと来ましたが、ライン川のコブレンツ以南はさすが世界遺産だけあって名所が続いてます。怒涛の古城ラッシュです。

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今回はボッパルトから20kmほどライン川を登ったあたりのサンクト・ゴア(St. Goar)から猫城のあたりのわずか3kmくらいの短い区間を振り返りたいと思います。

別タイミングで何度か行った際の写真を並べてるので写真を撮った場所がまちまちになっております笑

 

St. Goar(サンクト・ゴア)

まずは山上のお城の前に麓の街を訪ねます。

ライン川沿いは、川沿いに町というか集落というか、がポツポツとありますが、さすがヨーロッパらしくどこも目立つ教会があってその周りが繁華街になっている印象です。建物が結構カラフルなんですよね。川沿いに町があり、ドライブしていると気になってつい寄りたくなってしまいます。

川の反対側は姉妹町?のSt. Goarshausenです。

その右隣に見えるは猫城です。

St. Goar(サンクト・ゴア)に視線を戻します。大きな町ではありませんが、ライン川の古城の中でも有名だと思われるラインフェルス城のお膝元だけあって結構人が多い印象でした。天気が悪いんですけど割と観光客で賑やかだったと思います。

それではお城の方に向かいます。

 

ラインフェルス城(Burg Rheinfels)

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こちらはライン渓谷の中でも最大規模と言われるラインフェルス城(Burg Rheinfels)です。ちなみにこの写真を撮った場所はリンクを貼った地図の場所ではなく西側の丘の上です。(こここは車じゃないと難しいと思います)ラインフェルス城の巨大さがよくわかると思います!

山の斜面は葡萄畑ですね。ライン川モーゼル川沿いのお城の周りは葡萄畑が広がっている場所が多く、どこも急な斜面です。これはドイツ特有の風景じゃないですかね!ちなみにライン川はお城の向こう側です。リースリングはじめドイツの白ワインはこうやってお城の周りでも栽培されているんだなあと思うと飲む時の気持ちが少し上品になるかも?しれませんね。

お城拡大バージョンの写真です。この城は1245年にディーダー・フォン・カッツェンエルンボーゲン伯爵(Diether Ⅴ. von Katzenelnbogen)によって建てられ、ライン川の通行税を徴収削いていたようで、ライン都市同盟と揉めていたようです。強固な要塞として知られていましたが、フランス革命時にフランス軍によって爆破されてしまったそうな。

お城の目の前まで移動して来ました。ラインフェルス城の城跡を訪れることも可能ですが、隣の建物はホテルになっています!

一回古城ホテルってどんな感じか泊まってみたかったんですよね。ぜひライン川沿いを訪れる際には古城ホテルにチャレンジして頂きたいですね。思い出に残ること間違いなし!

こちらはレストラン

廊下と階段です

朝方、部屋の窓から見えるライン川の風景。

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城跡の内部ももちろん見学可能です。

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広いですが、ご覧の通り廃墟ですので何もない箇所も多いです。一部が博物館になっていて、ゆかりの品々が展示されています。

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展望台?があり、城跡とライン川、麓のサンクト・ゴアが一望できます。

 

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こちらは上流側(南側)、サンクト・ゴアの町の方角ですね。

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こちらは下流側(北側)

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奥には前回登場したネズミ城(Burg Maus)が見えます。

こんなところですが、ラインフェルス城はおすすめです。やはり巨大なので笑

 

St. Goarshausen

St. Goarの反対側の町、St. Goarshausenに来ました。のどかな田舎町といった落ち着いた風景が印象的です。

後で向かいますが、下流方向に猫城が見えます。

何だこのオブジェは。どことなく対岸のサンクト・ゴアとは雰囲気が違います。人が少なくてレストランもあまりないような。

ラインフェルス城とサンクト・ゴアの町が反対側に見えます。

 

猫城(Burg Katz)

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ほんの少し移動して猫城(Burg Katz)のふもとです。

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正式名称はノイカッツェンエルンボーゲン城(Burg Neukatzenelnbogen)。何とこの城オーナーが日本人らしいです。すごい・・・!

カッツェンエルンボーゲンといえばラインフェルス城を立てた人もカッツェンエルンボーゲンさんでしたが、猫城を建てたのは1371年でヴィルヘルム2世(Wilhelm Ⅱ. Katzenelnbogen)によるみたいです。ラインフェルス城を建てたディーダー・フォン・カッツェンエルンボーゲン伯爵のお孫さんみたいですね。ちなみに「カッツェンエルンボーゲン」は「猫の肘」という意味らしいです笑。肘がEllbogenなので英語のelbowに似てますね。

麓の町をしばしふらつきます。

時間が悪いかもしれないんだけど、大体閉まってるし見事に人がいないですね・・・

この辺になるとローレライの文字をよく見るようになります。

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こちらは反対側から見た猫城。なんとなく猫に見えてくる不思議。

さて、ちょっと長くなりましたが今回はこんなところで。ドイツに丸5年くらいいますが、ライン川沿いの風景が好きになったのは最近です。ドイツにいる日本人(特にデュッセルドルフ住み)はよく観光するところがないと言いますが、ライン川があるじゃあないか!と言いたい。笑

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川④ 世界遺産ライン渓谷中流上部 ボッパルト

前回に引き続き、ドイツのラインラント=プファルツ州にある世界遺産ライン渓谷中流上部を巡ります。

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前回のメインのコブレンツからわずか20kmほどライン川に沿って南下した場所が今回の目的地「ボッパルト」になります。

 

Boppard(ボッパルト)

ボッパルトといえば大きくうねるライン川の大蛇行が有名です。山上の展望台からライン川を見下ろす形になるんですが、その展望台に行く前に麓の街へ向かいます。

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こちらはボッパルトの旧市街の中心部「Marktplatz」です。街のシンボルになってそうな目立つ白い教会「Pfarrkirche Sankt Severus」、隣の茶色い建物内には観光案内所もあります。

こちらはマルクト沿いのオーバーストラッセ。これから向かう展望台方向を見ています。

ライン川沿いの町に来るとドイツらしい木組の民家がよく残っております。都市部にいると普段あまり見ないので新鮮です。

この家は見てるとなんか不安になってきますね・・・笑。この木組の家ってすごく保持が難しくて、最新の家に建てた方がよっぽど安上がりらしいんですが、伝統的な建物が残そうと努力しているのが良いですね。

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ドイツ内のライン川を繋いだ面白い絵が飾ってありました。北のデュイスブルクから南のカールスルーエを繋いでます。行ったことある街もあれば知らない街もあって勉強になるけど、世界遺産になっている区間の範囲外、南のマンハイムとかもライン川沿いなんだなーと改めて認識。(そういえばデュッセルドルフからスタートしたのでより北のデュイスブルクをスルーしてたことに今気づきました笑)

ぼちぼち展望台に向かいたいところですが、全く気づいてなかったけど展望台へはリフトに乗って登っていけるようです。観光ガイドにはちゃんと書いてあるけど・・・笑

リストの乗り場はこちらになります。Sesselbahnなので、直訳「椅子の電車」でいわゆるリフトを意味してるんですね。ボッパルトの中央駅からは1kmくらいあるけど徒歩圏内なので、電車で来ても展望台に登ることができるようです。

今回は車で行ったので直接山上まで行きました。ボッパルトの景色を拝むため、ゲデオンスエック(GedeonsEck)という場所に向かいます。

少しだけ離れた駐車場に車を停めて歩きましたが、地図を見るとリフトの山頂の乗り場も近くにあったようです。山道なので気分転換に良いですねー。行ったときはちょうど2回目のロックダウンが緩和された頃(2021年5月末)、精神的に結構やられてたのでめちゃくちゃ気分転換になりました笑

しばし山道を歩くとGedeonsEckの看板が見えます。

看板がありました。左下に先ほどの白い教会「Pfarrkirche Sankt Severus」とここ、ゲデオンスエックが載っていますね。他は知らない・・・

さて、展望台はレストランの中でしたがこちら側は閉まってたので反対側に向かいます。

前述の通りロックダウンが開けてきた頃だったのでまだレストランの入場は厳しく、この場で5ユーロ払い検査を受けてレストランの敷地内に入りました、野外なのにね。この頃は本当に厳しかった・・・

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これが本日の目的地、ボッパルトの大蛇行です!ライン川の上流から下流を見渡せます。個人的にはこの景色は一見の価値ありです。ドイツの第二回ロックダウン明け最初の遠出だったのもありめちゃくちゃリフレッシュできたってのもありますが。

一眼の場合はレンズを一つしか持ってなかったので地味に枠内に入りきりませんでした。

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展望台にレストランがあるので、久々のドイツ飯でも食べようかというところ。おそらく、2020年11月のロックダウン開始から7ヶ月ぶりのレストランの食事だったと思います。なんかそれだけで感動でした笑

ちなみに食べたのは「Hirschedelgulasch」だったと思います。グラーシュが好きなので選んだと思いますが、「Hirsch」って鹿なのね、全く気づいてなかった。付け合わせはちょいと苦手な赤キャベツとじゃがいものダンプリングと表現されるもっちりとしたクネーデル。これはザ・ドイツ飯だな。

ボッパルトはそこまで写真の幅がないのでこんなところにして、周辺のお城も紹介していきます。

 

カンプ・ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)

こちらは「敵兄弟の城」と呼ばれる隣り合った二つの城です。

左側が「シュテレンベルク城

右側が「リーベンシュタイン城」

なんで敵兄弟の城というかというと、2人の兄弟が姫を巡ってボルンホーフェンの教会で殴り合い殺しあったとかいう物騒な伝説かららしいです。でもそんな事実はないとか。なんじゃそりゃ。

リーベンシュタイン城の方はホテル・レストランとして営業されているようです。

 

ヴェルミヒの鼠城(Burg Maus)

鼠城は付近にある一回り大きい猫城の比較で揶揄的に呼ばれているそうな。結構名付けって単純な理由だったりしますよね。本名はトゥルンベルク城というようです。

外観だけですが、ちょっとかっこいい写真が撮れたのでいっぱい貼っておきます笑

そんなこんなで今回は距離的には全然進んでませんが、また次回ちょびっと南下したいと思います。

ドイツ🇩🇪の風景 ライン川③ 世界遺産ライン渓谷中流上部 コブレンツ

前回まではノルドライン=ヴェストファーレン州のデュッセルドルフ〜ケルン〜ボンでした。

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今回はさらに南下しラインラント=プファルツ州(Rheinland-Pfalz)に入ります。

いわゆるライン川の風景というのはこの州より南を指すことが多いような気がします。と思ったら、世界遺産になっているのもライン渓谷中流上部(Welterbe Oberes Mitterlrheintal)」で、コブレンツからビンゲンまでの65kmの範囲です。これまでに紹介した下流の方もいいですけどねー

まずはその玄関口(一般的には終着地点?)と言えそうな街、コブレンツから巡りたいと思います。

 

Koblenz(コブレンツ)

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このコブレンツの特徴は、何と言ってもライン川モーゼル川が合流している点だと思います。昔、コンフルエンテス(合流地点)と呼ばれていたのがコブレンツの語源になっているそうな。

合流地点である「ドイチェス・エック(Deutsches Eck)」をのぞむにはライン川の東側にある要塞「エーレンブライトシュタイン城塞(Festung Ehrenbreitstein)」に行くべしです。

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ライン川モーゼル川、どちらもドイツワインで有名だと思うので、ワイナリーを巡るのも楽しそうですね。

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こんな形の展望台もあったり・・・

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乗ったことないけど、要塞とドイチェス・エック付近をつなぐロープウェイも通っています。

コブレンツから始まるモーゼル川沿いもエルツ城やコッヘム城はじめすごくいいスポットがたくさんあると思います。またそれは別の機会にまとめたいですね。

またコブレンツといえば(?)、60kmほど西に行くと有名なニュルブルクリンクがあり、ここはドイツの代表的フェスの「Rock am ring」の開催地でもあります!(F1や24時間レースの方が有名だと思うけど)

駐車場が遠いしバスも来ないし山の中だから寒いしで割と今まで行ったフェスの中では過酷な方でしたが、大物ミュージシャンが来るのでいいフェスです笑

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フェスはドイツの西側エリアは少ない印象で、オランダ・ベルギーに行ってしまった方がよっぽど近いと思ってます。

・・・さて、ライン川の話に戻りさらに南下していきます。

 

Stolzenfels Castle (シュトルツェンフェルス城)

コブレンツ市街の若干南にあるシュトルツェンフェルス城に立ち寄ります。残念ながら天気がひじょーに悪い。お城は山の中腹にあるので軽く登っていきます。

登っていくと、対岸の景色が一望できます。向かい側は「ラーンシュタイン(Lahnstein)」という街で丘の上には「ラーンエック城(Burg Lahneck)」が見えます。

話はシュトルツェンフェルス城に戻ります。

10分ほど登って到着。なんだかこのお城はドイツっぽくないと思ったら、「イギリス風後期ロマン主義様式」と紹介されています。1845年にはヴィクトリア女王が滞在したとか。

中庭が綺麗でした。天気悪いけど・・・

1200年代に建てられてようなので、歴史がありますね。お城に内部は写真不可でしたが、素朴な雰囲気でした。

 

Marksburg(マルクスブルク城

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Braubach(ブラウバッハ)にあるマルクスブルク城

ここは通っただけなので詳しくは書けませんが、中世の姿を完全に残す城として知られているようです。ちゃんと訪れてみたいですね。ツアーに参加すると内部に入れるようです。

こんな感じでお城が多すぎるライン川渓谷中流上部、天気が良ければ(笑)素晴らしい景色なのでぜひ訪れてほしいです!

ハリーポッターロケ地巡り(1)🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 オックスフォード②

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オックスフォード訪問のその2です。

クライスト・チャーチをまさに聖地巡礼したところで、お昼ご飯に行きたいと思います。

 

The Chequers(ザ・チェッカーズ

ハイ・ストリートを歩いていたら、「HISTORIC PUB」の文字が。お昼ご飯に特に当てがあるわけではなかったのですが、日曜日だったこともありパブ飯のサンデー・ローストを食べたいなと思ってブリティッシュ・パブを探していました。

何やら歴史ありそうな感じ・・・ヨーロッパの建物って平気で数百年前の年号書いてありますよね。日本だとまずないと思います。地震がないと建物は長く持つということだろうか。

でました。オックスフォードのモットーがパブ内に飾ってあります。ラテン語で「Dominus illuminatio mea」と読むそうで(Vじゃないないのか、Uなのか)、「主は我が光」という意味になります。(全然わからねえ・・・!)

何度か見るうちにこの紋章が気に入ってきたので、デザインされているマグカップをお土産にしました。

話は戻って、とりあえずパブに入ったらビールです。イギリスのビールのペールエール好きです。何を頼んだかは覚えていませんが笑

ヨークシャー・プディング(Yorkshire pudding)

プディングという名前ですが、プリンでもなく甘くもないですが(というかしょっぱい)、食感がモチモチなのでクセになってくるのです。サンデー・ローストの付け合わせの定番のようです!

ヨークシャーはイングランド北部の地方でリーズ(Leeds)やシェフィールド(Sheffield)が主要都市ですが、リーズと聞くと思い浮かぶのはザ・フーのライブ・アット・リーズですねえ。(独り言)

サンデー・ロースト。といえばローストビーフかと思いますが、今回はチキンにしました。イギリス料理は色々言われがちですが、パブ飯は普通に美味しいと思っています。

お昼を終えて、少し北に移動します。

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ブロード・ストリート(Broad St)を歩きます。

この建物はベリオール・カレッジ(Balliol College)というようです。立派。

 

ボドリアン図書館(Bodleian Old Library)

こちらもハリー・ポッターのロケ地として有名、ホグワーツの図書館として出てきたボドリアン図書館です。そして、まず目につく印象的な建物がこちらのラドクリフ・カメラ(Radcliffe Camera)」。カメラはラテン語で、いわゆるカメラの意味じゃないようです笑

ボドリアン図書館の建物がとても綺麗なのでうろうろ。

でた、例のモットーです。

さて四方で囲まれた建物の内部に入ります。

こちらは東側の出入り口で「Tower of the Five Orders」

装飾が細かいですねーこちらもラテン語ですかね。

こちらは反対側で「ディヴィニティ・スクール(Divinity school)」の入り口です。中に入っていきます。

こちらはホグワーツの診療所で出てきたのを見覚えのある方は多いのではないでしょうか。

入り口の隣のパネルにもハリーポッターのロケ地になっているという情報が紹介されています。

こちらのパネルには今上天皇がオックスフォード大に通われていたことが記されています。

さてお目当ての図書館ですが、写真撮影禁止なので写真がないです笑

図書館はロケ地となった図書館は2階にあり、ツアーに参加することで見学可能なのでぜひ訪れてほしいです。

以下、その他の写真です。

すごくふるそうな建物。Cornmarket st.沿いです。

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ハイ・ストリート。

こちらの塔はセント・メアリー教会。

こちらはおそらくブレーズノーズ・カレッジの建物。

 

そして最後に、いきたかったけどお休みで行けなかったのがこちら。

オックスフォードの少し外れにインディ・レーベルの「ビッグ・スケアリー・モンスター」の実地店舗があるとな。こちらは日曜休業のようで、ちょうど日曜日に行ってしまいました。残念。エモ・マスロックに強いレーベルの印象なので趣味ですね〜。アメフト、IIOI、Minus The Bearなどのアメリカのエモ・マスロックバンドが多数在籍しているイメージ。イギリス勢はDelta SleepとかYndi Haldaとか。(他は知らなかった笑)過去在籍にはtoeやtricotさんら日本勢の名前もあります。

さて、独り言で話がずれてしまいましたが、過去2回の日帰りオックスフォード訪問はこんなところで!